熊本地震被災地への無償支援が始まる
NPO法人地域診療情報連携協議会は、熊本地震の被災地において、心のケア及び外国人被災者への多言語コミュニケーション支援を無償で実施する新たなプロジェクトをスタートしました。これは、東日本大震災の際に通訳ボランティアとしての経験を基にしており、災害下に置かれた全ての人々が対象で、ひとりの取り残しも無いサポート体制を目指しています。
支援の内容と特徴
本プロジェクトは、群馬大学大学院保健学研究科との協力の下で展開されており、以下の支援内容が含まれています:
1.
ストレス測定:自律神経指標を活用したESC(Easy Stress Check)によるストレス測定。安全な避難生活を送るために、心身の負担を可視化します。
2.
AIカウンセラー:ストレス測定を基に、AIが利用者と対話しながら、ストレス状態を整理し、呼吸法や生活習慣改善などを助言します。
3.
専門職によるオンライン支援:高ストレスと判定された利用者には、看護職などによるビデオでのサポートが行われ、必要なら医療や福祉の機関とも連携します。
4.
多言語受付システム:避難所や自治体、医療機関において多言語による円滑なコミュニケーションを図るための無償提供。具体的には、電話での受付を通じて、外国語を話す利用者との橋渡しを行います。
5.
AI通訳電話の導入:外国人被災者が母国語で日本国内へ電話できるよう支援するAI通訳電話サービスも提供される予定です。
群馬大学との連携
群馬大学と連携して行うこの支援は、特に災害関連死や認知症高齢者の健康悪化を防ぐことを目的としています。オンラインを通じてケアマネジャーや関係機関との連携を強化し、現地での実践的な支援を模索しています。
ボランティアと協力自治体の募集
プロジェクトの活動は、熊本県内の自治体、医療機関、福祉団体との協力のもとで進める予定ですが、全国からのボランティアも募集しています。具体的には、医師、看護師、心理士、通訳など多様なスキルを持った方をいずれも歓迎しています。
スポンサーシップについて
市民や企業からの支援を通じて持続可能な運営を目指しており、支援金はAI通訳電話や多言語受付システムの運営、ストレスチェック機器、オンライン相談システムの維持に利用されます。支援を必要とする方々への手厚いサポートを続けるため、皆様のご協力をお願い申し上げます。
お問い合わせ
本プロジェクトに関するお問い合わせは、NPO法人地域診療情報連携協議会の理事長である瀧澤清美までお寄せください。
このプロジェクトは、株式会社C&Tや円未来などの支援を受けて運営されており、今後も被災地の人々の心と身体に寄り添ったサポートを徹底していく所存です。