東証プライム上場企業のロームがCDP回答コンサルティングサービス「ASUENE」導入 - サステナビリティ経営強化へ
東証プライム上場企業の半導体・電子部品メーカー、ローム株式会社が、アスエネ株式会社のCDP回答コンサルティングサービス「ASUENE」を導入したことが発表されました。
ロームは、CDPへの回答やTCFDを含む気候関連情報の開示を、単なる義務としてではなく、企業活動にプラスになるものと考えて取り組んでいます。同社では、CDPの質問書には社会課題や世の中が企業に何を求めているのかが表れているため、積極的に取り組む一方で回答作業には多くの工数を要していました。
この回答作業工数を削減し、企業としてよりステップアップするための対策に注力していきたいと考え、「ASUENE」のCDP回答コンサルティングサービスを導入したとのことです。
「ASUENE」導入の背景
ロームは、サステナビリティ経営を積極的に推進しており、2021年4月にはサステナビリティ推進室を設置し、ESG経営の強化に取り組んでいます。同社は、気候変動対策を重要な経営課題の一つと位置付けており、2020年11月にはRE100に加盟し、2050年までに事業活動における再生可能エネルギー100%利用を目指しています。
今回の「ASUENE」導入は、これらの取り組みをさらに加速させるための重要な一歩と言えるでしょう。
「ASUENE」について
「ASUENE」は、アスエネ株式会社が提供するCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
「ASUENE」は、AI-OCRによる請求書などのスキャン機能や、GHGプロトコルに基づいた各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援機能、製品別CFP機能などを備えており、企業のCO2排出量削減活動を効率的にサポートします。
ロームの取り組み
ロームは、「ASUENE」導入によって、CDP回答作業の工数削減だけでなく、以下のような取り組みを加速させることを目指しています。
ICP(インダストリアル・カーボン・プライシング)の導入
再エネ導入
* サプライチェーン全体での排出量削減
まとめ
ロームの「ASUENE」導入は、企業がサステナビリティ経営を強化していく上で、CDP回答コンサルティングサービスの重要性を示す好事例と言えるでしょう。今後、多くの企業が「ASUENE」のようなサービスを活用し、サステナビリティ経営を加速させていくことが期待されます。