新たな障害者雇用支援サービスRESQWO
株式会社スタートラインは、「自分を思いやり、人を思いやり、その先を思いやる」という理念のもと、障害者が自らの可能性を広げるための新たなサービスを提供します。2025年4月9日から提供を開始するのは、株式会社WOWOWコミュニケーションズと共同開発した「RESQWO(レスクオ)」です。このサービスは、障害者雇用の新しい可能性を提案するものであり、応対品質向上を目的とした業務を通じて、障害者に働く場を提供することを目指しています。
RESQWOの概要
RESQWOは、主にコールセンターやカスタマーサポート部門での業務に特化しています。具体的には、録音を聴いてのオペレーターの応対品質向上業務に取り組むもので、音声情報を正確に処理する能力が求められます。このプロセスを通じて、障害者もその特性を活かしながら社会に貢献できる新しい職務を持つことが可能となります。
このサービスの大きな魅力は、単に応対品質を向上させるだけでなく、多様な人材が一緒に働くことで生まれるシナジー効果が企業全体を活性化させる点にあります。多様性が生み出す実質的な価値が企業価値を高め、更なる成長へとつながるのです。
応対品質向上業務とは
応対品質向上業務は、コールセンターにおけるオペレーターの応対を定期的にモニタリングし、評価、フィードバックを行う取り組みです。それにより、オペレーターのスキル向上や顧客満足度の向上を図ります。トークスクリプトを見直したり、顧客からのフィードバックを活用することで、より一貫性のあるサービス提供が可能となります。
このような業務は、顧客との信頼関係を築き、長期的な顧客ロイヤルティを確保するために非常に重要です。RESQWOは、この高度な業務に障害者を参加させることで、彼らの能力を最大限に引き出し、かつ企業に利益をもたらします。
安心安全な環境での業務
RESQWOでは、業務環境の整備にも力を入れています。パーテーションで仕切られた個席や合理的な配慮に基づいたオフィス設計により、障害者が安心して業務に取り組める空間を提供しています。さらに、業務サポートの専門スタッフが常駐し、継続的な支援を行います。
企業への具体的な貢献
RESQWOを利用する企業にとって、業務評価や改善に助けとなる具体的な支援を提供します。評価は論理的であり、顧客のフィードバックをもとにした指標を利用することで、各企業の実情に合った形でのサポートを可能にします。この結果、顧客満足度が向上し、ブランドイメージも良くなるでしょう。
また、障害者従業員は業務を通じて成果を上げることで、組織への帰属意識を高め、自己信頼感やキャリア形成に寄与します。これにより、組織内外での活躍が促進され、互いにとってかけがえのない存在となります。
サービスのスキーム
RESQWOを導入した企業は、スタートラインが提供するサポート付きサテライトオフィスで障害者を雇用します。選任された障害者は、WOWOWコミュニケーションズの業務サポートのもと、自社の電話応対の品質を評価・改善する業務に従事します。具体的には、応対者の録音を評価し、月々のレポートを作成することで、お互いに成長する環境が生まれます。
終わりに
RESQWOは、株式会社WOWOWコミュニケーションズと株式会社スタートラインの共同開発によって実現した、新しい障害者雇用支援サービスです。多様性を重視し、障害者に自分らしく生きる社会の実現を目指すこの取り組みは、今後の企業社会においてますます重要な役割を果たすでしょう。
企業情報
株式会社スタートライン
2009年創業の株式会社スタートラインは、障害者雇用に特化した支援を行っています。ABAやCBSに基づいた専門的な支援を提供し、定着支援までを一貫して実施。多様な選択肢をつくり、障害者が自らの能力を発揮できる社会の構築を目指しています。
RESQWOの理念を実現し、全ての人が自分らしく生きる社会を共に築いていきましょう。