ユニ・チャームが目指す持続可能な未来への一歩
ユニ・チャーム株式会社は、2025年4月15日に新しい大人用紙おむつ『ライフリー のび~るフィット(R)うす型軽快テープ止めRefF(リーフ)』を全国で発売することを発表しました。この商品は、使用済みの紙パンツをリサイクルして作られた「再生パルプ」を部分的に使用しており、エコフレンドリーな選択肢として注目されています。
リサイクルを通じた問題解決
近年、高齢化社会が進む中で、大人用紙おむつの需要は増加しています。2030年には、大人用紙おむつから出るゴミは、一般ごみ全体の約6%を占めると予想されています。このため、持続可能な社会を実現するためには、リサイクル活動が不可欠です。
ユニ・チャームはこの課題に対処すべく、付け加えられたリサイクルの仕組み「Recycle for the Future」(RefF)を立ち上げ、使用済みの紙パンツを新たな資源に生まれ変わらせるプロセスに取り組んでいます。これにより、環境への影響を軽減しながら、消費者のニーズにも応える商品開発が可能になったのです。
商品の特長
『ライフリー のび~るフィット(R)うす型軽快テープ止めRefF(リーフ)』は、リサイクルした素材を使用し、さまざまなメリットを備えています。特に注目すべきは、次のポイントです。
1.
リサイクル素材の使用: 環境負荷を軽減するために、使用済み紙パンツから抽出した再生パルプを原材料の一部として利用しています。
2.
特許技術の採用: 「2倍のび~るテープ(R)」によって、おなか周りが快適な装着感を実現し、寝たままでも座った状態でも快適さが保たれます。
3.
新しいフィット構造: 世界初となる「すっきり股下フィット構造」を採用し、体に合わせた心地よいフィット感を提供します。
このように、新商品は使用の快適さにこだわった設計が施されています。
SDGsへの貢献
ユニ・チャームが展開するRefFプロジェクトは、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)と連携しています。具体的には、「すべての人に健康と福祉を」や「つくる責任、つかう責任」といった目標に向けて、環境及び社会課題の解決を目指しています。
発売までの流れ
この商品は、2025年から店頭での販売が開始される予定で、今後の展開が非常に楽しみです。持続可能な暮らしを志向する消費者にとって、この新しい紙おむつは大変魅力的な選択肢となるでしょう。
会社概要
ユニ・チャーム株式会社は、1961年に設立され、愛媛県四国中央市を本店とし、東京に本社を置いています。ベビーケア製品をはじめ、様々な健康関連商品を扱っており、常に革新を追求しています。新たな挑戦を通じて、消費者によりよい製品を提供し続ける姿勢が評価されています。
これからもユニ・チャームの取り組みから目が離せません。持続可能な未来に向けた試みが、どのような成果をもたらすか、ぜひ期待しましょう。