日揮グローバル、FLNGプラントの設計革新に向けた新パッケージを発表

日揮グローバル、新たなFLNGプラント設計標準の開発を発表



日揮ホールディングス株式会社(以下「日揮HD」)の海外EPC事業を担う日揮グローバル株式会社は、FLNG(浮体式LNG生産・貯蔵・積出)プラントの設計において、スタンダード・パッケージの開発を始めることを発表しました。この取り組みは、FLNGプロジェクトの設計効率を向上させ、プロジェクトの進行や納品のスピードを早めることを目指しています。

スタンダード・パッケージは、世界的に評価されているプロセスライセンサーのHoneywell社と共同で開発中で、2026年度中の完成を予定しています。これにより、受注から引き渡しまでの期間が最長で1年以上短縮される可能性があります。

従来の設計方式の課題



これまで、FLNGプラントの設計は顧客のニーズに応じて、ライセンサーや船主と協力しながらオーダーメイド方式で進行してきました。この手法は、顧客要望に対する細かな対応が可能である一方、設計に多くの時間とリソースが必要で、結果としてコスト増や納期の延長につながることがありました。

スタンダード・パッケージの利点



今回発表されたスタンダード・パッケージでは、あらかじめ高品質な標準仕様を整備することで、受注後の設計作業を大幅に削減し、納期短縮とコスト削減が実現します。こうして標準化された仕様を活用することで、再利用性の高いモジュール設計が可能になります。

このパッケージは、Honeywell社が展開するデュアル混合冷媒方式(AP DMR™)を採用します。この方式は、効率性と柔軟性、コンパクト性を兼ね備える優れたバランスが特徴です。さらに、日揮グローバルの豊富なエンジニアリング経験と各地での運転実績を生かし、LNG精製能力を強化しながら、設計期間の短縮と工期の短縮を両立させます。

世界的なエネルギー需要への対応



近年、世界的なエネルギー需給の増大や調達先の多様化が進む中、地域に依存せず、中小規模のFLNGプラントへのニーズが高まっています。顧客からは、迅速なプロジェクト遂行や確実なスケジュールが求められることが多く、スタンダード・パッケージの導入にはさらなる期待が寄せられています。このパッケージは、地政学的、地理的制約に対処するためのFLNGプラントの特長を最大限に生かし、中小規模のガス田の迅速な開発やエネルギー供給の早期立ち上げに貢献することでしょう。

また、これらの進展は日揮HDが掲げる中期経営計画「Building a Sustainable Planetary Infrastructure 2030」にも関連しており、総合エンジニアリング事業の競争力を持続的に強化するための一部と位置付けられています。社外パートナーとの連携を強化し、顧客ニーズに柔軟に応える設計を実現することで、EPC事業全体のバリューチェーンを強化していく方針です。これにより、今後の市場の変化に対する適応力を高めることが期待されます。

この新たな動きは、日揮グローバルがFLNGプラント設計のスタンダードを確立し、業界内での地位を確立する大きな一歩となるでしょう。今後の進展から目が離せません。

会社情報

会社名
日揮ホールディングス株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111

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