都築電気、物流業界支援の新たな一歩を踏み出す
都築電気株式会社(本社:東京都港区)は、2031年から提供を開始するクラウド型の動態管理および配送管理サービス「TCloud for SCM」において、日本初のOBD型デジタルタコグラフを利用したオプションサービスの導入を発表しました。このサービスは2026年4月予定で、運行データの可視化と活用を全面的にサポートすることを目的としています。
デジタコの導入が促進される背景
近年、物流業界は様々な課題に直面しています。特にドライバーの時間外労働規制や運転安全の徹底、労務管理の信頼性向上は喫緊の問題です。国土交通省は運行記録の測定にデジタコの重要性を認識し、さらなる普及を進めています。しかし、既存のデジタコ導入にはコストや導入負担の高さ、既存システムとの連携の難しさなどの課題が存在し、普及を妨げています。
都築電気は、これらの課題を解決するために、「TCloud for SCM」に日本初のOBD型デジタコを統合し、導入しやすいソリューションを提供することを決定しました。この新サービスによって、物流事業者は運行データを簡単かつ正確に取得でき、データドリブンな経営が可能になります。
TCloud for SCMの機能について
「TCloud for SCM」は、スマートフォンを活用しリアルタイムで動態を管理する仕組みを持っています。物流業界の課題解決に20年以上取り組んできた当社のノウハウを基に開発されており、他社サービスとの連携を図りながら、機能の拡充を続けています。これにより、利用者は豊富な運行データを元にした分析が可能になり、業務の効率化が見込まれます。
OBD型デジタコの特長
新たに提供されるOBD型デジタコ(型式名:OD420JP)は、2009年以降製造された車両に標準装備されているOBDⅡポートに接続することで、デジタコの機能を果たします。これにより、高額な導入コストを大幅に削減し、煩雑な工事を不要にします。また、車速やエンジン回転、燃費などの高精度な走行データをリアルタイムで「TCloud for SCM」へ送信することができるため、運行データと作業データの組み合わせによる詳細な分析が可能になります。
この新しいオプションサービスの導入によって、物流業界のスムーズな運営と効率化が期待され、今後のサービス展開に注目が集まります。
都築電気株式会社のビジョン
都築電気は、企業価値の向上や社会問題の解決を目指した企業であり、次の100年に向けて「Growth Navigator」としての変革を目指しています。ICTを通じたデジタルトランスフォーメーションやサステナブルな社会の実現に向けて、全社で取り組んでいます。新サービス「TCloud for SCM」は、その一環として物流業界の革新を促進し、持続可能な成長を図る役割を果たします。
詳細に関するお問い合わせは、都築電気株式会社の経営企画室までご連絡ください。