二刀流の実力派落語家、露の五九洛が改名し新たな挑戦を開始

改名の背後にある想い

改名の背景には、師匠・露の団四郎が名跡「三代目露の五郎」を襲名したことが影響しています。彼女は、周囲からの理解が得られずに悩んでいた時期もありましたが、大谷翔平選手の活躍に元気をもらったとのこと。「師匠の名前にちなんだ“ご”から始まる名にしたい」という師匠からの助言を受け、思い切って「五九洛」という仏教を思わせる名前に決定したそうです。彼女自身も「自分らしい名前で二刀流を極めます」と語り、ゼロからのスタートに心躍らせています。

改名記念落語会の開催

露の五九洛は、改名に際し、2026年5月23日（土）に大阪・ドーンセンターで改名記念落語会を開催します。時刻は午後1時からで、共演者には露の五郎や鈴々舎馬るこ、桂三四郎など、彼女が信頼する仲間たちが名を連ねます。

「大谷翔平選手の活躍に励まされ、私も落語と仏教を通じてお客様を笑いの極楽へと誘いたい」と、大きな決意を語る露の五九洛。落語と仏教の二刀流を活かした彼女の新しいチャレンジには、多くのファンが期待を寄せています。

露の五九洛のプロフィール

彼女は2005年に三代目露の五郎（当時）に入門し、3年間の内弟子修業を経て独り立ち。天満天神繁昌亭などの寄席で経験を積む一方、朝日放送『おはよう朝日～土曜日です～』といった番組にも出演するなど、幅広い活動を展開しています。2011年には天台宗で出家し、比叡山延暦寺での修行を経て正式な僧侶となりました。その後、兵庫県尼崎市に天台宗道心寺を建立し、今も落語と仏教の融合に挑戦しています。

落語界の新星としての未来

主な受賞歴や出演実績、書籍には多彩なものがあります。第6回繁昌亭輝き賞や第54回なにわ藝術祭新人賞を受け、テレビ朝日『ぶっちゃけ寺』やNHK『所さん！事件ですよ』、さらに出版されている書籍『プロの尼さん』は多くの読者に親しまれています。

今後は新たな名前「露の五九洛」として、彼女はどのような物語を創り上げるのでしょうか。その歩みから目が離せません。彼女の今後の活躍を期待しましょう！