地域経済やSDGsを楽しく学べる新感覚ボードゲームが誕生
「みんなのまちづくりゲーム in cities」(以下、みんまちin cities)が新たにリリースされ、地域経済や持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ新しい手段として注目を集めています。このボードゲームは、2015年に南三陸研修センターが発表した「みんなのまちづくりゲーム」の改良版です。
みんまちin citiesの開発背景
このゲームの開発には、横浜国立大学の池島祥文准教授や志村真紀准教授、伊集守直教授が関与しており、地域経済や地方財政の重要性を理解し、ゲームを通じて学ぶ楽しさを追求してきました。特に、地域の持続的な成長を前提とした戦略的なアクションが求められる中、高校生から社会人まで幅広い年齢層が参加可能な教育ツールとして位置付けられています。これにより、机上の空論ではなく、実際の地域経済活動を身をもって体験できる機会が提供されます。
ゲームは、地域間の経済格差が存在する神奈川県を例に、都市部と地方都市の課題を網羅し、全国的に適用できる内容となっています。「みんまちin cities」を通じて、参加者は地域に根ざした知識を構築し、まちづくりの重要性を理解することができます。
ゲームの特徴とメリット
このボードゲームでは、プレイヤーがチームを組み、地域の経済や行政の仕組みを学びながら、理想的なまちを構築するための施策を考えます。3〜5年分のシミュレーションを通じて、住みやすい地域の具体例を学び、各自の政策の効果を見定めることができます。
具体的な特徴は以下の通りです。
- - 地域経済やSDGsに関する要素を自然に身につけることができる。
- - ゲームの進行に先立って、地域に関する知識が得られるブックレットを使用。
- - 地域内の経済循環や財政の流れを視覚的に理解できる仕組み。
- - SDGsとまちづくりの具体的な関係を考える機会を提供。
- - オリジナルのアクションカードを作成できることで個々の創造性を発揮。
- - チーム協力が欠かせないため、チームビルディングのスキルも同時に習得可能。
- - フィールドワークを通じて実践的な学びを加えることで、より深い理解を促進。
今後の販売予定
「みんまちin cities」は、2022年2月21日からクラウドファンディングを通じて先行販売が開始され、早割や超早割の特別価格が用意されています。一般販売は2022年4月上旬から開始され、全国どこでも手軽に入手できるようになります。
開発に携わった専門家は、このゲームを通じて全国各地の地域再生につなげられると期待を寄せています。ボードゲームを使った新たな学びのスタイルを試して、地域への理解を深めるプレイヤーが増えることを願っています。
まとめ
この新しいボードゲーム「みんまちin cities」は、地域経済やSDGsを楽しく学ぶことができるため、多くの人々にとって有益な教材となるでしょう。今後の販売展開も楽しみで、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。