Atomeが「Atome+」を日本で開始
シンガポールに本拠を置く後払い決済プラットフォームAtomeが、国内の顧客向けに新しいロイヤリティプログラム「Atome+」の提供を開始しました。アプリを通じて加盟店での決済を行うたびにポイントが貯まるこのプログラムは、消費者に新たなお得感と便利さを提供します。
この「Atome+」では、200円ごとに1 Atome+ポイントが付与され、取得したポイントはAgodaなどの様々な加盟店での買い物や取引の支払いに利用可能です。具体的なポイント制度は以下の通りです。
- - ポイント還元率: 0.5%(200円の購入に対して1ポイント)
- - ポイント獲得上限: 1,500ポイント/購入、3,000ポイント/日
- - 1ポイントの価値: 1円
- - ポイント使用時の最低購入金額: 210円
- - ポイント使用単位: 10ポイントから
このように設定されたポイント制度により、消費者はさらに賢い買い物ができるようになります。ポイントカードやロイヤリティプログラムが一般的な日本市場で、Atome+がどのように浸透していくのか注目です。
Atome Japanの日本事業責任者、依田寛史氏は、「Atome+を活用することで、加盟店は後払いを希望する顧客に柔軟な支払い方法を提供でき、消費者は取引ごとにポイントを獲得できる」と説明。日本がシンガポールに続く第2の市場として選ばれたこともここに示されています。彼は、日本の消費者のニーズに寄り添い、加盟店にはリピート購入を通じてビジネスの利点を実感してほしいと述べました。
Atomeは2022年7月に日本に進出し、シンガポール、インドネシア、マレーシア、香港、台湾、ベトナム、フィリピン、タイ、中国本土と合わせて、全10ヵ国で展開されています。現在では、15,000以上のオンラインおよびオフライン小売業者と提携しており、主要な提携先にはSamsungや資生堂を含む多様なブランドが名を連ねています。
Atomeは、アジアにおける後払い決済のリーダーとして知られ、顧客に幅広い選択肢と利便性を提供しています。2023年現在、同社は消費者へのサービス向上を目指しており、多くの業界から注目を集めています。Atomeの成長とともに、ロイヤリティプログラム市場における動向にも大きな期待が寄せられています。
Atomeの展望
Atomeは、2026年には日本のロイヤリティプログラム市場が年平均11.9%で成長し、約2.1兆円の規模に達すると予測しています。この成長を背景に、Atomeはさらなるサービスの拡充や顧客の満足度向上に向けた取り組みを進めることでしょう。今後は日本市場におけるAtome+の普及がどのように進んでいくのか、注目が集まります。
まとめ
日本市場におけるAtomeの新しいロイヤリティプログラム「Atome+」は、消費者にとって魅力的な選択肢を提供すると同時に、加盟店にとってもビジネスを促進するきっかけに繋がるでしょう。今後の展開に期待が寄せられる大型プログラムとして、目が離せない存在です。