KIMONO×DANCE PROJECTがフランスで魅せた感動のパフォーマンス
2025年7月3日から6日の4日間、フランスで開催された「JAPAN EXPO Paris 2025」に、和装ダンスパフォーマンス集団「KIMONO×DANCE PROJECT(KDP)」が出演し、観客の心を掴みました。約10,000人以上の観衆を前に、全5回にわたる公演を行い、いずれも盛況のうちに終了。これはKDPにとって、昨年に続く2回目の出演となりますが、動員数は初回を上回る結果となりました。
伝統と革新が融合したパフォーマンス
KDPのダンスパフォーマンスは、「伝統と革新」をテーマにしています。彼らは、日本の伝統文化を大切にしながら、現代の要素も取り入れた独自の和文化パフォーマンスを展開。オリジナルの和楽器音源に加え、流行のアニソン「残響散歌」や「花になって」といった楽曲を用いて、観衆を楽しませてきました。公演の合計数は、映像作品を交えて4〜9作品にも及び、そのバラエティ豊かな演出により、観客はあっという間に時間を忘れてしまうほどの体験を得ました。
アクセントはオリジナルの衣装
KDPの魅力の一つは、その衣装にあります。古着の着物を再利用したオリジナル衣装は、衣装デザイナーによって制作され、伝統的な魅力を保ちつつも、ファッショナブルであることが求められます。特に、Dリーグ向けの衣装を手がけている「mirach design works」や水曜日のカンパネラの衣装を手がけるLISA KUBOの作品が光ります。これらの衣装は、海外の観客からも大きな反響を呼び起こしました。
フランスでの人気曲
アニメ『鬼滅の刃』の主題歌「残響散歌」が使われた演目は特に人気で、ダンスと新体操を融合させたスタイルが観客の心を掴みました。また、映画『君の名は』の主題歌「スパークル」に合わせたパフォーマンスもあり、その幅広いジャンルのダンスが一層の魅力を引き立てています。
多彩なダンスジャンルの共演
今回の公演には、21名のダンサーが参加し、各自が特色あるダンスジャンルを担当しました。ジャズ、コンテンポラリー、新体操といった多様なスタイルのダンサーたちが一つの舞台で融合する様は、ダンス界でも稀に見る光景であり、その独創性はKDPの大きな特徴の一つです。
特別なコラボレーション
イベント2日目には、KDPの代表であるのあ(新川綾乃)が、シンガーソングライター空野大との即興コラボレーションを行いました。民謡とポップスを融合させた音楽性で注目される空野と、尺八とDJパフォーマンスで知られるDEAD COUNTの演奏にあわせて、ダンスパフォーマンスを展開。これも、伝統と現代の融合を見事に示す一例となりました。
今後の展望に期待が高まるKDP
KDPは、国内外からのオファーが次々と寄せられており、今後も日本の和装パフォーマンスを広げていくための活動を続けていきます。これからもKIMONO×DANCE PROJECTの動向から目が離せません。詳細なレポートや今後のパフォーマンス予定は、公式Instagramで更新していきますので、ぜひチェックしてください。KDPの団員たちは、全国各地から集まり、ますます多彩なパフォーマンスを提供することが期待されます。
ダンスの真髄を魅せるKDPのパフォーマンスは、会場内でも多くの観客を引きつけ、通りすがりにパフォーマンスに足を止める人たちもいるほどの熱気に包まれました。彼らの挑戦はこれからも続きます。