ベトナム・ハノイの病院にAI診断支援システム導入開始

ベトナム・ハノイでのAI病理支援システムの導入

メドメイン株式会社が、ベトナムのハノイに位置するHa Dong General HospitalでAI病理診断支援システム「PidPort」の研究利用と実証実験を開始しました。この取り組みは、ベトナム北部の医療現場における診断精度の向上を目的としています。

医療AIの導入背景

メドメインは、これまでにもベトナム国内の複数の医療機関と連携しており、AIを活用した病理診断の社会実装を進めています。これには、Bạch Mai病院やE病院、タイグエンA病院とのMOU（覚書）締結が含まれ、それぞれの医療機関で研究利用や教育分野での協力を推進。今回の取り組みもその流れを受けたものであり、地域医療への貢献が期待されます。

MOU締結の意義

このプロジェクトは、2025年に株式会社SMCメディカルツーリズム・ジャパン事業部がHa Dong General Hospitalと結んだMOUに基づいて進行中で、契約式には在ベトナム日本国大使館も見届け人として参加しました。このことは、医療の国際的な連携を象徴するとともに、両国の医療分野における相互発展の可能性を示唆しています。

デジタルトランスフォーメーションの推進

メドメインは、AI技術を通してベトナムにおける医療のデジタル化を進めるとともに、日本式の医療ワークフローの展開を目指しています。これにより、現地医療機関への支援を行い、デジタル病理診断の普及に尽力します。

SMCメディカルツーリズム・ジャパン事業部の役割

この事業部は、海外での日本式医療の普及を目指して設立され、現地の医療機関との連携を図ることで医療品質を向上させることを重視しています。また、ヘルステックの導入や人材育成を進めており、アジア諸国での医療連携やプロジェクトの実施を担当しています。

会社概要

メドメイン株式会社

- 設立日: 2018年1月11日
- 事業内容: 医療ソフトウェアやクラウドサービスの企画・開発・運営および販売
- 代表取締役/CEO: 飯塚統
- 所在地: 東京オフィス、福岡オフィス、シリコンバレーオフィス

メドメインの公式サイトやプロダクトサイトでは、詳しい情報が提供されています。ベトナムにおけるデジタル病理診断の進展は、今後の医療にどのように貢献していくのか、多くの期待が寄せられています。

メドメインの冒険は、医療業界におけるAI技術の進化を支えるものとなるでしょう。今後も、ベトナムを含む他の地域における取り組みから目が離せません。