青柳史郎氏がブロードバンドセキュリティの社外取締役に就任
2023年11月、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(GSX)の代表取締役社長CEOである青柳史郎氏が、株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)の社外取締役に就任することが発表されました。これにより、両社の経営面での連携がより一層強化され、業績向上が期待されます。
GSXとBBSecの連携
GSXは、BBSecの持分法適用会社として、2023年11月10日に兼松エレクトロニクス株式会社と共にBBSecの株式を取得しました。この資本業務提携は、顧客やサービス、リソースの連携を通じて、両社の業務を成長させるための重要なステップです。青柳氏のBBSecにおける役職は、この連携をさらに進展させるものとして注目されています。
シナジーの創出
青柳氏の就任により、両社は次の四つの視点からシナジーを創出することを目指しています。
1.
販路拡大:BBSecが持つ約1,600社の顧客にGSXの商品を拡販することが可能になります。
2.
事業領域拡大:BBSecの得意とする準大手企業や金融市場への深耕が可能になります。
3.
リソース拡大:脆弱性診断やセキュリティコンサルタントに関する人的リソースの共有が進みます。
4.
サービスラインナップ拡充:より広範なセキュリティ運用サービスを提供できるようになります。
具体的な連携実績
GSXとBBSecは、これまでにも様々な連携を行ってきました。たとえば、BBSecが主にターゲットとする準大手企業や金融市場を含む約1,600社に対して、GSXが提供するコンサルティングや従業員教育などを提案・導入する取り組みが進行中です。これにより、GSXの受注増加が期待されており、両社の業績向上に寄与しています。
また、GSXが提供する脆弱性診断やセキュリティコンサルティングのプロジェクトにBBSecがデリバリーパートナーとして参加することで、受注拡大への貢献が確認されています。さらに、GSXの顧客に対して、BBSecが脆弱性情報提供などのサービスを提供し、相互のサービス強化が実現しています。
サイバーセキュリティファンドへの参画
加えて、BBSecは「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」にLimited Partnerとして参加しており、これによって国内企業のセキュリティ対策を支援し、セキュリティ業界を活性化させる取り組みが進められています。
青柳史郎氏のプロフィール
青柳氏は、1998年に株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー(現・ユニリタ)に入社し、その後、セキュリティ事業に関連する様々な役職を歴任。2012年にはGSXに入社し、2018年に代表取締役社長に就任しました。彼の豊富な経験と実績が、BBSecにおいても活かされることが期待されています。
まとめ
青柳氏のBBSec社外取締役就任は、両社のシナジー創出を通じて、より高度な経営戦略を実現するための重要な一歩とされています。今後の展開に注目です。