ラジオで語る災害
2021-08-23 05:00:02
災害の教訓を次世代に伝えるラジオキャンペーンの全貌
今年、 NHKと日本民間放送連盟(民放連)が共同で実施したラジオキャンペーン「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」は、災害を通じた様々な体験や教訓を共有することを目的としています。このキャンペーンは3月にスタートし、特に重要なテーマとして「災害」に焦点を当てています。
特別企画として、NHKと在京の民放ラジオ局5社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、エフエム東京、J-WAVE)が協力し、全国各地のローカル局のパーソナリティが参加し、彼らの実体験を語り合います。放送期間は2021年の8月30日から9月3日までの一週間で、防災の日(9月1日)を挟んでいます。この期間が「防災ウィーク」として定められ、リスナーに対するメッセージ性が強調されます。
この企画のコンセプトは、ラジオを通じて災害の教訓を次世代に伝えることです。在京のキー局及び全国の民放ラジオ局から集まった30局のパーソナリティが、各々の被災体験や、リスナーとの心温まる交流を伝えていきます。彼らは災害時におけるラジオの役割についても語り、地域に密着した情報提供の重要性を訴求します。
この特別企画は、改めて災害の影響を受けた地域の声を寄せるものであり、各局がそれぞれのバックグラウンドを踏まえながら、地域間の絆を深めることを目的としています。特に、ローカルなパーソナリティによる生の声がリスナーに届くことで、より親しみを持って災害に対する理解を深める手助けとなります。
また、今回のキャンペーンでは、制作をNHKと民放連共同ラジオキャンペーン実行委員会が担当するとともに、特設サイトでは様々な情報が集約され、参加パーソナリティや各番組についての詳細が紹介されています。ラジオは災害発生時において、正確かつ迅速な情報提供が求められる重要なメディアであるため、このキャンペーンの取り組みは、災害を考える上でも非常に意義深いものと言えるでしょう。
「ラジオの証言」キャンペーンは、災害を通して得られた教訓を広める場として、今後も続いていくことが期待されています。私たちは、ラジオを通じてその声を聞き、相互に助け合う社会を築いていきたいと願っています。これからも、ラジオと共に様々な情報や体験を共有し、未来に向けた知恵を蓄えていくことが私たちの役割です。
会社情報
- 会社名
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NHK・民放連共同ラジオキャンペーン事務局
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- 東京都千代田区紀尾井町3−23
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