サステナブルな水提供の未来
2020-11-19 10:00:07
星のやとARASが革新するサステナブルな水提供の未来
星のやとARASが提案する新しい水提供の形
日本を代表する高級宿泊施設「星のや」が、ペットボトル廃止に向けた取り組みを強化しています。本プロジェクトでは、「星野リゾート」とテーブルウェアブランド「ARAS」がタッグを組み、持続可能で環境に優しい水提供方法を実現するための新たなアイテム「ウォータージャグ」の開発に成功しました。このジャグは100%再生可能な素材から作られ、使用後も環境に配慮した形でリサイクル可能です。
星のや軽井沢の新たな挑戦
初めにこの取り組みが導入される施設は、「星のや軽井沢」です。ここでは、宿泊者に非日常的な体験を提供すると同時に、自然と調和した形でのサステナブルな宿泊を目指しています。2019年時点で、施設で使用されるエネルギーの67%を自給しており、環境への配慮がしっかり施されています。このように「星のや軽井沢」では、ペットボトルの廃止を通じて、さらなる持続可能な宿泊体験を追求しています。
ARASブランドの魅力
「ARAS」が導入した新素材「トライタン」は、驚くべき透明度と耐久性を兼ね備えています。これは、ガラスのように美しいだけでなく、車が踏んでも割れない非常に強力な素材です。この素材を使用したウォータージャグは、宿泊業界における廃棄物を削減し、環境に配慮した新しい水の提供方法を提供します。
デザインに込められた思い
ウォータージャグのデザインは、金沢のクリエイター集団「secca inc.」が手がけています。彼らは、「星のや軽井沢」の周囲に広がる豊かな水辺や、冬に積もった雪が解け、流れる澄んだ水を観察し、これを形にしました。氷柱を割り、その解け始めた表面を3Dスキャンし、デザインに取り入れるという革新的なアプローチが採用されています。このジャグは、単なる「容器」ではなく、「水そのもの」に触れるような体験を提供し、宿泊者に新たな水との接し方を提案します。
環境問題への取り組み
ARASは、「サステナブル宣言」を掲げ、製品の生産から使用、廃棄に至るまで、環境に優しい管理を実施しています。限りある資源を最大限に循環させることで、環境への負荷を最小限に抑えるサステナブルな商品を提供しています。
共同での社会課題の解決
この取り組みには、各社の強みが結集されています。食器ブランドARASの製造元である「石川樹脂工業」が製造・リサイクルを行い、secca inc.がデザインを担当します。企画・推進や商品販売は「Amazon」が行い、具体的な利用シーンの提案は「星野リゾート」が行います。一丸となり、廃棄物削減という社会課題に対処していく姿勢が際立ちます。
商品情報について
新しいウォータージャグ「ARAS」は、日本製で、PCT樹脂(トライタン)を使用し、約650mlの容量を誇ります。サイズは縦10.5 x 横9.0 x 高さ20.0 cmで、色はグレー、ブラック、ホワイト、クリアの4色が用意されています。軽量で扱いやすく、日常使用にも適した商品です。
環境に優しい新しい水の提供を通じて、宿泊者が持続可能なライフスタイルの重要性を再認識するきっかけにもなるでしょう。この取り組みが広がることで、より多くの人がサステナブルな未来へと一歩踏み出すことが期待されています。
会社情報
- 会社名
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石川樹脂工業株式会社
- 住所
- 石川県加賀市宇谷町タ1-8
- 電話番号
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