イシス編集学校の新たな知のネットワーク
イシス編集学校は、編集工学の創始者である松岡正剛が2000年に設立した教育機関であり、その目的は編集を「思考の方法」として学ぶことにあります。学びのスタイルは従来の教育とは一線を画し、参加者が交流しながら知識を深めることが特徴です。今回は、学校を支える「ISIS co-mission」という知のネットワークと、そのメンバーである文化人たちに焦点を当てます。
編集工学の広がり
イシス編集学校は、ただ情報を整理する技術を学ぶ場所ではありません。ここでは、生命や歴史、文化における「編集」という過程が重視され、情報の収集や表現方法などを総合的に学びます。編集の基礎となる基本コース[守]では、38の型を学び、実践を通じて身体に染み込ませることができます。
第57期[守]は2026年の春に開講し、多くの学生の参加が期待されている中で、イシス編集学校はその理念をさらに広めていこうとしています。
「ISIS co-mission」とは
「ISIS co-mission」は、松岡正剛が構想した知のネットワークの一環であり、8人の文化人や有識者によって構成されています。彼らはそれぞれ異なる専門領域を持ちながらも、共通して編集工学を現代社会における思考のインフラと捉えています。このグループは、松岡の編集的思想が未来へと繋がるように支援し、新たな教育メソッドの開発に寄与する役割を担っています。
最近開催された3月27日のミーティングでは、AIの急速な発展がどのように教育に影響を与えるかが議論され、参加者たちは根本的な問いを共有しました。
文化人・有識者たちのプロフィール
「ISIS co-mission」に名を連ねているメンバーは以下の通りです:
- - 田中優子(江戸文化研究者)
- - 今福龍太(文化人類学者・批評家)
- - 大澤真幸(社会学者)
- - 武邑光裕(メディア美学者)
- - 津田一郎(数理科学者)
- - 井上麻矢(劇団こまつ座代表)
- - 鈴木健(東京大学特任研究員)
- - 宇川直宏(現代美術家)
- - 鈴木康代(編集学校 学匠)
彼らはそれぞれ異なる視点から編集教育に取り組んでおり、未来の教育の在り方を模索しています。
結束を固めるミーティング
2026年の春には、新たな編集特別講義が予定され、文化人類学者の今福龍太による「編集宣言」が行われます。これは現代社会における編集の可能性を探る大事な機会となるでしょう。
イシス編集学校の未来
イシス編集学校は、今後もこの知のネットワークを活用し、学びを支えていくことで、新しい気づきを生む場としての役割を果たします。教育における社会的な変化に応じて、学校を訪れるすべての人が自身の編集力を育て、多様な価値観を育むことが求められています。これからもイシス編集学校を注目し、次代への橋渡しをお楽しみに。