木材産業向け外国人材受入れセミナーが成功裏に終了
2025年11月6日、林野庁主催の「第一回木材産業分野外国人材受入れセミナー」が、約200名の参加者を迎え、盛況のうちに開催されました。会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で行われたこのセミナーは、特定技能制度の新たな対象分野として注目を集める木材産業における外国人材受け入れや、その後の定着支援に関する関心の高さを示しました。
本セミナーでは、近年追加された木材産業への特定技能制度について解説するとともに、各分野の専門家による実際の事例紹介が行われました。参加者の関心を引いたのは、林野庁、在日インドネシア大使館、さらには現地教育機関や支援機関からの情報でした。特に在日インドネシア大使館から臨時代理大使のマリア・レナタ・フタガルン閣下が特別ゲストとして出席したこともあり、国際的な交流の一環としても大きな意義を持つイベントとなりました。
セミナーでは、参加者からの質疑応答が活発に行われ、特に実務的な質問が多かったことから、木材産業分野における特定技能制度の活用を考える企業の関心の高さが伺えました。質疑応答の場では、専門家たちが具体的なアドバイスを行い、参加者との積極的な意見交換が行われました。
また、参加者の中には株式会社ワールディングの執行役員、池邊正一郎氏や、大和日本語学校の校長、ラギル・ロマートゥロ氏、日田木材協同組合の理事長、瀬戸亨一郎氏といった業界の重要人物が多く当たり、各々の見解がじっくりと交わされました。
セミナーを通じて浮かび上がったのは、外国人材が安心して働ける環境を整えることの重要性です。そして何より、企業や地域、教育機関が連携・協力して支援体制を築くことが、今後の木材産業にとって欠かせない要素であることが確認されました。株式会社A-stationの代表取締役、奥村真弘氏も、このセミナーを通じて得た人脈や情報をもとに、更なる連携の強化と外国人材の受け入れ、定着支援に向けての取り組みを進めていく意向を表明しました。
開催概要
- - 主催: 林野庁(事務局:一般社団法人全国木材組合連合会)
- - 協力: 在日インドネシア大使館
- - 運営: 株式会社A-station
- - 開催日: 2025年11月6日(木)
- - 形式: 会場+オンライン(ハイブリッド開催)
- - 参加者数: 約200名
- - 会場: 全国町村議員会館(会場参加およびウェビナー配信)
一般社団法人全国木材組合連合会について
全国木材業界を対象とした唯一の団体であり、木材業の健全な発展を促進することを目的とした活動を行っています。
詳細は公式サイトをご覧ください。
株式会社A-stationについて
外国人材受け入れ支援や教育事業、国際交流イベントの運営を通じて多文化共生社会の実現に向けた取り組みを行っています。
公式サイト:
A-station