YADOKARIが資金調達
2024-12-13 09:22:57

横浜のYADOKARI、可動産事業を拡大し6.5億円の資金を調達

YADOKARI、可動産事業の新たな展開に向けた資金調達



可動産事業を専門とするYADOKARI株式会社が、事業拡大を目指して累計6.5億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、日本ベンチャーキャピタルをリードインベスターとし、第三者割当増資とデットファイナンスを通じて行われました。今回調達した資金のうち、シリーズBによる約5億円(ファースト3.2億円、エクステンション1.8億円)を使用し、製造販売やサービスの体制を整備し、組織の強化も進めていく予定です。

YADOKARIの特徴と背景



YADOKARIは2013年の設立以来、「タイニーハウス」や「多拠点居住」に着目し、移動性や自由度を重視したライフスタイルの商品やサービスを提供してきました。特に、東日本大震災を契機に移動式タイニーハウスに注目し、可動産の活用を推進してきました。この背景には、金融危機や自然災害、パンデミックなどによる生活様式の変化があり、移動式店舗の需要やテレワークの普及が影響しています。

現在、YADOKARIは「可動産エリアイノベーション事業」を展開し、移動式タイニーハウスや可動産に関する企画、製造、販売などを一体化したサービスを提供しています。特に地方自治体や企業からの可動産活用に関する問い合わせが増加しており、日々成長を続けています。

新たな取り組みと展開



YADOKARIが提供する「YADOKARI VILLAGE」では、タイニーハウスの所有や共有、収益化の仕組みを提供しています。遊休地やキャンプ場にタイニーハウスを設置し、運営をYADOKARIが行うことで、オーナーは利用できる範囲で自ら使用することができ、宿泊施設として貸し出すことによって収益を得ることが可能です。加えて、短い減価償却期間による税制上のメリットや、移設の柔軟性なども魅力です。

【展開予定エリア(2024年12月時点)】
  • - 長野エリア(北軽井沢)
  • - 栃木エリア(那須塩原)
  • - 千葉エリア(成田)
  • - 神奈川エリア(三浦・横須賀)

さらに、YADOKARIは「DOSAN」という新しい観光体験を提供しています。これは旅行者と滞在地、観光体験を動的に結びつける仕組みで、地域創生に貢献するものです。淡々とした観光の枠を超えた取り組みとして、多様な価値提供を目指しています。

未来に向けた展望



YADOKARIは中長期的に見て、商業および観光レジャーから移住・定住までを視野に入れたto B事業や、個人向けの住宅事業へと進出する計画を立てています。これにより、未開拓の可動産市場においてオピニオンリーダーとしての地位を確立し、新しいまちづくりを推進していく意向です。

また、同社は製造ラインの強化を進めており、全国での販売代理店を募集しているほか、様々なポジションでの採用も強化中です。これにより「世界を変える、暮らしを創る」とのビジョンに充実した人材を揃え、幅広い事業展開が期待されています。

YADOKARIの今後の成長と、可動産事業の進展には大きな注目が集まっています。多様な暮らし方や地域に新しい価値をもたらすその取り組みが、ますます期待されます。


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会社情報

会社名
YADOKARI株式会社
住所
神奈川県横浜市保土ケ谷区星川1-1-1星天qlay
電話番号

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