乳がんサバイバーが語るQOL向上トークイベント
毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がんの早期発見と治療の重要性を呼びかける時期です。この期間中、全国で様々なイベントが開催され、その中でも特に注目を集めているのが、2025年10月5日に都内で開催されるトークイベントです。主催するのは、Salon de Astarte。代表の紺 よう子さんは、乳がんからのサバイバーとして自身の経験を生かし、女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に向けた活動を行っています。
乳がんの実態
日本では、約9人に1人の女性が乳がんを経験するとされています。この数字は決して少なくなく、早期発見や治療に対する意識の向上が求められています。また、乳がんは身体的な問題だけでなく、精神的な影響も大きいことが知られています。治療によって生じる外見の変化や、その後のメンタルケアの重要性も高まっており、周囲の理解と支援が不可欠です。
イベントの内容
今回のトークイベントでは、17年前に乳がんから生還した紺 よう子さんに加え、ゲストにはNPO法人キャンサーリボンズ理事の美容ジャーナリスト山崎 多賀子さんが登壇します。紺さんは、35歳で乳がんを発症し、4回の手術を経験しました。その後、心療内科でのカウンセリングを通じて、自らの容姿を受け入れることができるようになり、他の女性たちのためにも活動を始めました。
乳がん治療後のメンタルケア
乳がん治療を受けた後、女性たちはしばしば外見の変化に悩まされます。脱毛や皮膚障害などの問題により、周囲の目を気にするあまり外出を避けるケースも少なくありません。紺さんは自らの経験をもとに、女性が抱える心の悩みを理解し、支援するために日々活動を続けています。彼女は、男性と女性の違いをリスペクトしつつ、女性が自分自身をどう受け入れることができるのかという点に重点を置いています。
自己表現の大切さ
「すべての女性に、ありのままの自分を受け入れ、命の大切さと自分らしく生きる勇気を持ってほしい」という紺さんのメッセージは、女性たちに勇気を与え、自己表現の大切さを再認識させます。今回のトークイベントは、そんな彼女の想いが詰まった機会です。参加者は、リアルな体験を通じて得られるヒントや励ましを受け取ることができるでしょう。
イベント詳細
日時:2025年10月5日(日)15時~16時30分
会場:Victoria 1842 3階イベントスペース
参加費:1,500円(事前振り込み)
申し込み方法:Web受付中(申し込みページは後述)
また、紺さんの新しい写真集も12月に発売予定で、そのテーマは「ありのままの自分を表現すること」です。これらの活動を通じて、乳がんサバイバーたちがどのように自分自身を受け入れ、周囲に影響を与える存在となっていくのか、注目が集まります。
まとめ
乳がんサバイバーの生活の質を向上させるためにさまざまな活動が続けられています。このイベントは、その一環として、多くの人々にとって大切な学びの場になるでしょう。参加を検討している方は、ぜひ申し込みをして、実際の体験に触れてみてください。