大阪の社会課題解決ファンドが10社目に投資、革新を促進する企業に注目
2024年10月23日、大阪信用金庫とフューチャーベンチャーキャピタル(株)が共同で設立した「おおさか社会課題解決2号ファンド」が、10社目の投資を実施したことが発表されました。このファンドは、大阪府が抱える社会課題を解決するための企業を支援することを目的としています。
「おおさか社会課題解決ファンド」は、2017年に初めて設立され、その後継として登場したのが今回の2号ファンドです。具体的には、大阪府や日本政策金融公庫、大阪産業局と連携し、地域の社会的ニーズに応える企業への投資を行っています。今後も、地域社会の課題解決に取り組む企業への積極的なサポートを続けていく意向です。
今回の投資対象となったのは、株式会社セカンドハートです。この企業は、2019年に設立され、糖尿病合併症重症化予防に関するソリューションの開発及び販売を手がけています。代表取締役の石田幸広氏は、糖尿病患者の足の健康を守り、社会参加を持続できる未来を見据えたビジョンを持っています。
セカンドハートの主力製品である「Steplife」は、糖尿病治療を行う医療機関と患者とのコミュニケーションを強化するためのツールです。このプログラムは、患者が自らの健康管理を向上させるためのデータを提供し、医療機関と連携することで、効果的な治療を実現します。
この新しいコンセプトは、特に患者の自己管理能力を高めることを目指しており、足切断ゼロという大きな目標に向けた取り組みが着実に進んでいます。専門医や療養指導士の協力のもと、セカンドハートは医療機関での採用が進むことから、今後はさらに多くの患者に恩恵をもたらすことでしょう。
このように、大阪社会課題解決ファンドは地域の重要な課題を解決するため、実績のある企業への投資を継続しており、同時に地域経済の活性化にも貢献しています。今後の展開にも期待が寄せられます。大阪が誇るこのファンドは、地域の未来を支える重要な役割を果たしているのです。
会社情報
- 会社名
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大阪信用金庫
- 住所
- 大阪府大阪市天王寺区上本町8-9-14
- 電話番号
-
06-6772-1521