若手エンジニア調査
2019-10-03 10:00:08
若手エンジニアのキャリア意向と新しい働き方に関する調査結果
若手エンジニアのキャリア意向と働き方の変化
調査の概要
2019年度に実施された若手エンジニアを対象としたキャリア調査から、エンジニア職への志向や新しい働き方に対する関心が浮き彫りになりました。本調査は17歳から35歳までのエンジニアを対象に、全国で行われ、合計101名からの回答が得られました。調査結果からは、エンジニアとしてのキャリアを希望する割合が非常に高いことがわかります。
エンジニアとしての将来の希望
調査によると、若手エンジニアの約9割が「生涯エンジニアとして働き続けたい」と考えていることが示されました。これは、キャリアチェンジへの心理的障壁や、エンジニアとしての専門性を大切にしたいという意識が強いことを表しています。特に、技術スペシャリストを目指すという声が多数を占め、約56%のエンジニアがその方向を選んでいます。
一方で、マネジメント職を目指すエンジニアは全体の24%にとどまっており、この数字からもエンジニアとしての専門性を重視する傾向が鮮明です。ITコンサルタントを志向する人々は15%と少数派であり、若手エンジニアの多くは技術道を追求する姿勢を見せています。
働き方に関する意向
理想的な働き方についても、エンジニアの希望が反映されています。約73%が正社員としての雇用を希望し、その中でも39%のエンジニアがリモートワークを望む結果となりました。これは、通勤のストレスを軽減し、家庭生活との両立を図りたいという意向が背景にあるようです。
リモートワークには柔軟性がある一方で、「事務手続きの煩雑さ」や「職場の人間関係」に対する懸念も次第に表明されており、フリーランスを選ぶエンジニアも同様に独立に対する期待と不安とが交錯していることがわかります。
副業と新しい働き方への関心
また、若手エンジニアの中で副業に取り組んでいる割合は全体の約13%であり、全国平均の3倍という結果が出ています。主な副業内容としては、講師や投資、YouTuberとしての活動が挙げられ、20%のエンジニアが副業によって月に10万円以上の収入を得ていることが明らかになりました。これは、技術力を生かしつつ自身のキャリアを広げる手段として副業が捉えられていることを意味します。
更に、近年の働き方改革の一環として注目されているワーケーションについても、若手エンジニアの約72%が興味を持つ結果が得られています。この新しい働き方への関心は、場所や時間によって制約されない柔軟な働き方を求める若手エンジニアの姿勢を映し出しています。
まとめ
若手エンジニアのキャリア希望は、エンジニアとしての専門性を重視し、リモートワークや副業、そしてワーケーションといった新しい働き方への関心が高まることが確認されました。今後は、彼らの意向を考慮した雇用形態の整備や多様な働き方を提供する企業側の努力が求められるでしょう。技術志向の強い彼らが満足する環境作りが課題です。
会社情報
- 会社名
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インターノウス株式会社
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- 東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー31階
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03-6205-7707