マネーフォワードの新展開
2025-04-16 15:52:46

マネーフォワードが三井住友と新しいデジタルバンクを構築へ

マネーフォワードと三井住友のデジタルバンク構想



日本のファイナンス業界での革新的な動きが始まりました。株式会社マネーフォワードが、株式会社三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行と共に、BaaS(Banking as a Service)およびデジタルバンクの設立に向けた準備を進めることが発表されました。この発表は、基本合意書が締結されたことを受けてのものであり、今後の金融サービスの在り方を大きく変える可能性を秘めています。

新たな銀行の設立に向けた準備



この準備会社は、新銀行設立に向けた検討を開始し、関係する当局からの許認可を前提として進められます。マネーフォワードは、これまでSaaS(Software as a Service)を提供してきた経験を活かし、バックオフィス業務の効率化を図るための新しい銀行サービスを展開していく考えです。このたびの取り組みでは、銀行機能をSaaSにシームレスに統合し、企業に対し高い利便性を提供することを目指します。

背景と目的



マネーフォワードは、2013年以降、バックオフィス向けSaaSソリューションを提供し、40万以上の個人事業主や法人に利用されています。彼らは、金融サービスを通じて企業の資金調達や決済を支援し、『マネーフォワード クラウド』を基軸として、売掛保証やキャッシュサイクルの改善を図ってきました。

一方で、日本には99%の中小企業が存在するにもかかわらず、これらの企業に対する金融サービスが不十分であるという現実があります。三井住友フィナンシャルグループは、この課題に取り組むためにデジタル化を進めており、マネーフォワードとのパートナーシップを結ぶことでBaaSとデジタルバンクの構築を進めることを決定しました。

新たな金融体験の提供



新しいデジタルバンクは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、これまでにない金融体験を提供することを目指します。マネーフォワードが掲げる「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを具現化するため、さまざまなパートナーとの協力により、顧客に価値を提供し続ける意向です。

今後の活動計画



準備会社では、デジタルバンクサービスの開発を進めるとともに、新たに創出されるAPI群を利用して、事業会社や金融機関向けのBaaS提供を検討しています。今後、具体的なサービス内容やスケジュールについて詳細が決まり次第発表される予定です。

新会社の概要



設立される準備会社は、マネーフォワードと三井住友フィナンシャルグループの持分法適用会社となる見込みで、議決権比率はそれぞれ50%となります。会社名や設立時期については今後検討される予定です。

各社の概要



株式会社三井住友フィナンシャルグループは、東京都千代田区に本社を構え、銀行や金融機関の経営管理を行っています。一方、株式会社三井住友銀行も同じく東京都千代田区に本社を置き、広範な金融業務を展開しています。マネーフォワードは、東京都港区に本社を置くスタートアップ企業であり、プラットフォームサービスを提供しています。

この新たな取り組みは、日本の金融業界において今後どのような影響を及ぼすのか、引き続き注視していきたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社マネーフォワード
住所
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
電話番号

トピックス(経済)

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