保育現場の負担を軽減する新しいサービス
日本ハム株式会社は、2023年10月1日(火)から、食物アレルギー対応の給食提供を行うEC販売サービスを開始します。この新サービスは、保育施設における業務負担を軽減することを目的としています。
「Table for All 食物アレルギーケア」とは
「Table for All」は、食物アレルギーに関する情報や商品を提供する総合プラットフォームです。新たに導入されるサービスでは、保育施設で特に需要が高い食物アレルギー対応の商品を、大容量で提供します。これにより、園児一人ひとりのアレルギーに配慮しつつ、効率的な給食の準備が可能になります。
需要に応えるサービスの背景
日本国内では、多くの子どもたちが食物アレルギーを持っています。乳幼児では5~10%、学童期では1~3%が該当するとされています(出典:アレルギーポータル)。保育施設では、給食を提供する際に、細心の注意が求められますが、予算や資材の関係で、なかなか理想的な献立を作ることが難しいのが実情です。
当社の調査によると、アレルギー対応の給食のために使える食材が限られたことで、メニューの選択肢が減るという意見が多く寄せられました。栄養素が不足する懸念もあり、特に食育イベントなどでは、アレルギーを持たない子どもたちも楽しめる工夫が求められてきました。
新サービスの特徴
この新サービスを利用することで、保育施設はアレルギーに関する専門的な知識をもっていなくても、信頼できる食材を大容量でまとめて購入できます。また、商品の発送は無料で行われるため、経済的な負担も軽減されます。これにより、全ての子どもたちが同じ食事を楽しむことが可能になります。
今後の展望
今後、日本ハムは食物アレルギーに関する情報提供を行っていく考えです。方法としてはアレルギー対応のレシピを提案したり、保育施設のニーズに応じた情報を発信したりすることが挙げられます。食物アレルギーを持つ子どもたちが安心して食事を楽しむための環境作りが進められていくことでしょう。
このように、日本ハムの新たな取り組みは、保育現場の業務負担を軽減するだけでなく、全ての園児にとって食事の楽しさを広げることにも寄与しています。今後の展開に期待が高まります。
参考情報
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Table for All 食物アレルギーケア