CIO-Partnersサービスが企業のCIOを支援
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、株式会社シグマクシスと連携して、企業の最高情報責任者(CIO)を対象とした新たなサービス「CIO-Partnersサービス」の提供を開始しました。このサービスは、企業の戦略立案から実行に至るまでを一貫してサポートすることを目的としています。これにより、企業のデジタル化や変革に伴うさまざまな課題を解決していくことを目指します。
時代の変化に対応するCIOの役割
最近のビジネス環境では、多くの企業がデジタル化による変革に注力しています。その中で、CIOには「事業戦略の支援者」ではなく、「経営戦略の牽引者」としての役割が期待されています。しかし、実際には「戦略は計画できるが、実行に移せない」や「取り組みが現場に浸透しない」といった問題が多く見受けられます。
こうした課題を解決するために、シグマクシスは2023年から「Co-CIOサービス」を提供し、CIOが直面する7つの領域の課題解決を支援しています。一方、CTCも1970年代から最新技術を日本市場に導入し、300社以上のグローバルパートナーシップを活かして、企業に適切なシステムを構築してきました。
CTCとシグマクシスの強力な連携
今回の「CIO-Partnersサービス」は、両社の強みを活かしたものです。特に「CIO-コンパス」と称されるこのサービスは、企業のITおよびデジタル戦略を包括的にサポートします。具体的には、現状分析から戦略の策定、さらには組織運営やIT投資管理においても伴走支援を行います。CTCの豊富なSI(システムインテグレーション)経験とインフラ構築能力により、戦略の実現可能性と信頼性が高まります。
このサポートを通じて、顧客の経営課題に対して解決策を提案し、同時に関係性の深化も図ることが可能になります。また、クライアントの潜在的な問題を見つけ出し、さらなる成長へ向けた取り組みを提案する姿勢も重要なポイントです。
未来を見据えた新たなオファリング
CTCは「CIO-Partnersサービス」の一環として、2026年度の提供を目指して新しいオファリングの開発も進めています。これにより、さらなる支援内容の充実を図ります。
今後もCTCは、長年のITシステム構築経験を生かし、シグマクシスをはじめとする伊藤忠デジタルバリューチェーン内の各社と協力しながら、未来の企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、変革の加速を実現していく予定です。
企業のIT戦略を変革する可能性
今回のプレスリリースに寄せられたシグマクシスのコメントによれば、企業のIT部門が経営の要として期待される中で、CTCとの連携により、システムの実装を含む新たなオファリングが能動的に提供されることが見込まれています。これにより、CIOがより多くの企業で価値創造に寄与できることを期待しています。
今回の「CIO-Partnersサービス」は、ヒトと技術の融合を図るとともに、企業の変革を加速させる重要なステップと言えるでしょう。これからの展開に目が離せません。