尼崎の伝統野菜「一寸ソラマメ」即売会のお知らせ
姫路市の皆さん、尼崎市の自慢の伝統野菜「一寸ソラマメ」の即売会が今年も開催されます。このイベントは尼崎市の農業振興の一環として、地域で生産される新鮮な野菜を多くの方に紹介することを目的としています。特に「一寸ソラマメ」は、歴史と魅力が詰まった特産品。味わい深さをぜひ体験してみてください。
「あまやさい」運動
尼崎市では、令和元年度から生産された野菜に「アマヤサイ」という愛称を付け、その普及に取り組んでいます。この取り組みは地元農家とJA兵庫六甲との連携のもと、地域の農業を元気にし、旬の野菜を広めることを目指しています。特に「一寸ソラマメ」は市内で古くから親しまれてきた伝統野菜として、多くの人々に愛されています。
一寸ソラマメの歴史
一寸ソラマメの栽培は日本で非常に長い歴史を持ち、天平8年(736年)には仏教僧の行基上人がインドから持ち帰ったのが始まりと言われています。この豆は武庫村(現・尼崎市)で栽培され、すぐに地域の特産品として定着しました。当初は「武庫一寸」や「富松一寸」として知られ、明治から昭和初期には高値で取引されることもありました。しかし、都市化の進展とともに生産が激減し、今では「幻の豆」として古き良き時代の思い出となっています。
復活への道のりは、平成9年に「富松豆保存研究会」が設立され、地域の特産品として再生を目指す活動が始まりました。年に一度行われる「富松一寸豆祭」は、その集大成として大いに賑わいます。一方、「武庫一寸」もJA兵庫六甲の生産者が保存していく努力を続けています。
即売会の詳細
「一寸ソラマメ」は5月に収穫時期を迎え、今年の即売会は以下の日程で実施されます。新鮮な豆を味わいながら、地域の農業を支えるこの機会をお見逃しなく!
武庫一寸ソラマメ即売会
- - 日時: 令和7年5月9日(金曜日)、12日(月曜日)から16日(金曜日)までの午後2時から
- - 場所: JA兵庫六甲塚口支店前
- - 問い合わせ: JA兵庫六甲尼崎営農支援センター(06-6433-3441)
- - 特別商品: 一寸そら豆アイスも販売予定!
富松一寸豆即売会
- - 日時: 令和7年5月10日(土曜日)午後1時30分から
- - 場所: 富松神社
- - 特別イベント: 「富松一寸豆祭」にて実施されます
- - 問い合わせ: 富松神社(06-6421-5830)
終わりに
昨年度の即売会は大盛況で、多くの参加者に恵まれました。今年も同様の熱気を期待しています。ぜひ、地域の伝統野菜「一寸ソラマメ」を味わう素晴らしい機会をお見逃しなく!新鮮な味わいを感じながら、地域の農業の振興に貢献する素敵な体験が待っています。