事業拡大を目指す新たな提携
株式会社キャピタル・アセット・プランニングは、台湾の総合金融資産管理システムにおけるリーダー、SoftBI社との業務提携を発表しました。この提携により、金融機関や会計事務所などに向けた資産管理プラットフォームを共同で開発していく方針です。
増大する資産管理ニーズ
近年、1946年から1947年生まれの団塊世代が相続を迎える時代に突入し、個人資産の管理ニーズが高まっています。また、若い世代にも起業家が増え、IPOやM&Aによって富を得る機会が増加しており、資産を運用し税務に関する総合的なコンサルティングサービスの需要が増しています。このような背景から、新たな資産家や経営者へのウェルスマネジメントサービスの必要性が益々高まっているのです。
SoftBI社の強み
SoftBI社は、顧客管理やポートフォリオのリバランス、自動売買指示など、多彩な機能を持つ資産管理システムを提供しています。台湾国内及び中国市場において、金融機関に対しプライベートバンキングシステムを提供するトッププレーヤーとしての地位を確保しています。特に、APIによる個人所有口座の集約など、先進的な技術を有する同社は、アジア各国で強固なビジネスネットワークを築いています。
提携による期待
この新たな提携により、キャピタル・アセット・プランニングは、個人資産の組替や運用に加え、デジタルプラットフォームを通じたアセットマネジメントとタックスマネジメントの統合的なコンサルティングサービスを提供可能となります。そして、国内の金融機関や商品仲介業者に向けて、より一層価値のあるサービスを展開することを目指します。さらに、経済成長が著しい東南アジア市場にも目を向け、新たなビジネスチャンスを模索していく計画です。
会社概要
キャピタル・アセット・プランニング
- - 所在地: 大阪市北区堂島2丁目4番27号 JRE堂島タワー6F
- - 設立: 1990年4月
- - 資本金: 9億4,400万円
- - ウェブサイト: www.cap-net.co.jp
SoftBI社
- - 所在地: 台北市大安区復興南路2段363号3階
- - 設立: 2002年6月
- - 資本金: 5,000万台湾ドル
- - ウェブサイト: softbi.com/jp
今後の展望
両社は、この業務提携が資産管理における新たな潮流を生み出す契機となることを期待しています。デジタルプラットフォームの導入により、効率的に資産を管理し、急速に変化する市場環境に適応する金融機関を支援していくことが目標です。日本国内のみならず、国際的なビジネス展開を図ることで、顧客に新しい価値を提供していく姿勢を見せるキャピタル・アセット・プランニングとSoftBI社の動きからは目が離せません。