空気だけで充電できる「エイターナス」の魅力
9月1日は防災の日。これに合わせて、非常用電池「エイターナス」が注目を集めています。この新しい電池は、空気を使って充電を行う革新的な仕組みを持ち、最大で50台のスマートフォンをフル充電できる能力を備えています。災害時において、人命救助に貢献する可能性が期待されています。
従来の発電機の課題
自治体で多く見かけるのは、持ち運びの難しい発電機です。燃料を必要とし、その使用には安全性の問題があります。さらに、長期間の保管によって劣化するリスクも抱えており、いざというときに利用できないことが懸念されています。
これに対して「エイターナス」は、第3世代の非常用電池として、安全かつ簡単に使用できる点が評価されています。使用方法はシンプルで、保存袋を開封して3分待つだけで発電が開始され、出力は100ボルトまで可能となります。
多彩な利用シーン
「エイターナス」はコンパクトながら、大容量の電力を出力します。以下のような機器への電力供給が可能です。
- - スマートフォン:最大50台のフル充電
- - ノートパソコン:約15時間の使用
- - LED照明:128時間点灯
- - 血液用冷蔵庫:10時間の運転
これだけの電力を供給できるため、緊急時のさまざまなニーズに応えることができます。たとえば、停電時の生活支援や、避難所での医療機器の稼働など、多岐にわたる活用が期待されます。
導入の広がり
この革新的な電池は、警視庁をはじめ、さまざまな自治体や大手企業でも導入が始まっています。札幌市や高山市、川崎市、世田谷区などの防災拠点に設置され、ANA、JAL、日本生命、ソフトバンク、NTTドコモ、味の素、アサヒビールといった名だたる企業でもBCP対策として採用されています。導入は着実に広がっており、期待が高まっています。
未来の展開
今後の展望として、非常時にコンビニで水や食料と同様に「エイターナス」が販売されることを目指しています。この技術が社会に浸透し、AEDのように街中に広まる未来が実現すれば、より多くの人々の安全が確保されるでしょう。
また、10月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される危機管理産業展(RISCON TOKYO)にも出展予定です。新たな情報に関心のある方は、ぜひ見に行ってください。
会社情報
「エイターナス」を開発したのは、株式会社ダブルエー・ホールディングスです。東京都新宿区に本社を構え、さまざまな革新技術の提供を目指しています。企業ホームページでは、さらに詳しい情報が掲載されています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
公式サイト:
株式会社ダブルエー・ホールディングス