福岡の老舗薬局「大賀薬局」がAI導入で新たな挑戦
福岡市に本社を構える「大賀薬局」は、創業から123年の歴史を誇る老舗薬局です。最近、この薬局は株式会社THAの提供する「AI社長」の仕組みを活用し、オリジナルAI「AIオーガマン」の導入を発表しました。このAIは、薬局の企業理念をより広めることを目的に開発されたもので、24時間体制で社員に情報を提供できる機能を備えています。
オリジナルAI「AIオーガマン」とは
「AIオーガマン」は、大賀薬局の理念、接遇方針、業務マニュアルなどを社員に常時提供するための専用AIです。この導入により、同社は奉仕の精神を顕著にすることを目指しています。代表取締役の大賀崇浩氏は、「奉仕こそ我らの務め」という理念を次世代に継承するため、このAIを活用していくと語っています。
大賀薬局はこの独自のAIを活用することで、「接遇日本一薬局」を目指し、社員育成の一環としても機能させていくつもりです。AIは薬局の方針に基づいた正確なアドバイスを提供し、去ることによって業務効率が向上し、社員の成長を助けることを期待しています。
薬剤師ヒーロー「オーガマン」とは
大賀薬局では、「薬剤戦師オーガマン」というキャラクターが2019年にデビューしました。オーガマンは子どもたちに正しい薬の飲み方を教える「薬育活動」を通じて、地域の健康啓発に貢献しています。このヒーローは、福岡を舞台にした特撮番組「ドゲンジャーズ」の一員としても活動しています。
新たに導入されたAIにはこの「オーガマン」の人格を反映させ、社員がより親しみを持てるような存在として利用できるようにします。いつでも相談ができる頼れる存在として、AIオーガマンは社員の成長と業務のサポートを行います。
AI社長導入の目的
大賀薬局がAI社長を導入した背景には、企業理念の浸透と業務効率化があります。特に大切にされているのは、歴史的に守り続けてきた奉仕の理念の再確認です。社員が理念に基づいて自ら考え行動できる「自走型組織」の構築を目指し、意欲的に取り組んでいます。
また、社内マニュアルの一元化や迅速な情報アクセスの実現、さらには新入社員が早期に戦力化できる環境作りが求められています。AI社長は、これらのニーズを満たすための強力なツールとして期待されています。
さらに進化する大賀薬局
AIオーガマンの導入により、大賀薬局は時代のニーズに合わせて進化を続けています。これからも、社員が安心して成長できる環境を整え、企業理念の実践を通じて地域に貢献し続ける姿勢を持ち続けることでしょう。特に、AI導入により、社内のコミュニケーションが活性化し、業務効率も向上する期待が高まっています。
大賀薬局の今後の展開に目が離せません。