子どもたちの未来を育む学校改革プロジェクト
姫路市では、教育の質を向上させるために日々努力が続けられています。令和6年4月には元TBSアナウンサーの久保田智子氏が教育長に就任し、「子ども中心の学校づくり」を進めるプロジェクトが始まりました。この取り組みの一環として、昨年度は「子どもの学校改革応援プロジェクト」が実施されました。目標は300万円でしたが、地域の皆さんからの温かい支援により700万円以上の寄付を集めることができ、これは本市の教育環境の向上に大きく寄与しました。
プロジェクトの一環として、城北小学校にはプロジェクトルームが、飾磨中部中学校にはコミュニティルームが設置され、これにより子どもたちがより豊かな学びを得られる環境が整えられました。
今年のプロジェクト
新たな年度を迎え、今年は11校から応募がありました。各校からのプレゼンテーションを経て、選ばれた3校が「未来型学習空間」を実現するための新たなプロジェクトを進めることになりました。子どもたちのアイディアを取り入れたこのプロジェクトは、学校でのウェルビーイング向上を目指しています。
プロジェクト内容
1. ようこそ城東小学校へ!
- - 児童玄関に大型モニターの設置: 児童や教職員が情報発信のツールとして活用できます。
- - 運動スペースの確保: 新たに設けられた中央部分では、音楽に合わせてダンスを楽しめます。
- - AIロボットのお出迎え: 「オハヨウゴザイマス。キミが来るのを待ってたよ!」と話しかけるロボットが出迎えてくれます。
2. 発信基地Qここから始まる「わたしたちの探究」
- - 読書室の設備強化: スクリーンとプロジェクターの設置により、生徒自身が情報を発信できる環境を整えます。
- - グループワーク環境の実現: 可動式の机や椅子を設置し、協働的な学びを推進します。
- - カラフルな環境作り: 休み時間も楽しめるような、明るいカーテンやスツールが設置されます。
3. くつろぐ世界がひろがる学校図書館
- - 図書室を快適空間に: 児童がリラックスできるような机や椅子を設置します。
- - バリアフリー対応の図書カウンター: 全ての児童が利用しやすい環境が整えられます。
- - 企画コーナーの設置: 廊下の壁面に飾り棚や掲示板を設置し、児童の企画を展示します。
寄付の募集について
プロジェクトを支えるために、クラウドファンディングが実施されます。募集期間は令和7年10月1日から12月31日まで、目標金額は750万円です。寄付方法は、インターネットや郵便振込のほか、企業に対する直接の問い合わせも受け付けています。姫路市民の皆さんは税控除も受けられますので、ぜひ参加をご検討ください。
お問い合わせ先
姫路市教育委員会事務局総務課
電話: 079-221-2745
メール:
[email protected]