フィリピンでの介護人材育成を強化する新たな取り組み
東京都台東区に本拠を置く一般社団法人ケア・ダイバーシティ・ラボ(CDL)は、フィリピンで介護士を育成する専門機関Gentle Family Home Training Center Inc(Gentle Family Home)と提携し、グローバル介護人材育成事業を本格的に始動しました。この新たな取り組みは、日本の介護市場における深刻な人手不足を解消することを目指し、フィリピン中部ビサヤ地域での具体的なプログラムを展開します。
提携に至った背景
日本の介護業界では、外国人介護人材の活用が進展していますが、採用や育成の過程にはいくつかの重要な課題が存在しています。例えば、介護現場への適性が評価されないままの候補者募集や、日本の実情とは異なる教育内容が提供されていること、さらには日本語教育に偏重したカリキュラムによって現場に育成負担がかかるケースが多々あります。これにより、採用後に早期離職やミスマッチが生じ、介護施設の運営には多大なコストが発生してしまうのが現実です。
特に、短期間での採用を優先するあまり、長期的な人材育成が犠牲にされている事例も目立ちます。このような現状を打破するために、CDLはフィリピン人介護士に着目し、新たなプログラムを展開することを決定しました。
グローバル介護人材育成事業の概要
CDLが立ち上げた「グローバル介護人材育成クラス」は、介護現場で求められる人材を育成するためのカリキュラムです。このプログラムの特徴は、介護事業者が外国人材の採用と定着を容易に進められるよう、様々な支援を行う点にあります。また、AIやICTを駆使した業務効率化を目指し、介護事業者の経営改善を後押しすることも目的としています。
このプロジェクトにより、より多くのフィリピン人介護士が日本の介護現場で活躍できるようになることが期待されています。
開校記念セミナーと視察ツアーの開催
この育成クラスの開校を記念し、特別なセミナーと視察ツアーを企画しています。セミナーでは「離職に悩む介護施設必見!採用コストを無駄にしない介護人材戦略」をテーマに、成功事例や具体的な戦略が紹介されます。参加者には、CDLの代表者による講演動画を視聴できる特典も用意されています。
視察ツアーは2026年にフィリピン・セブ島を訪れるもので、フィリピンの現地を実際に理解し、優れた介護士の育成方法を見ることができる貴重な機会となります。
このように、CDLはフィリピンとの連携を通じて、持続可能な介護人材の育成を進めていきます。今後も、グローバルな視点での介護人材戦略を模索し、改善を図っていくことでしょう。
Gentle Family Home Training Center Incについて
Gentle Family Homeはフィリピンにおいて、座学と実務経験(OJT)を通じて介護人材を育成する専門機関です。1,026時間を超える総合カリキュラムを提供し、即戦力となる人材の育成に注力しています。
今後も国際的な連携を強化し、質の高い介護人材の育成に取り組んでいく所存です。
最後に
ケア・ダイバーシティ・ラボとGentle Family Homeの提携が、介護業界における人材不足の解消につながることを期待し、この取り組みが着実に結果を残すことに注目したいと思います。