「SOLERIO」とは?
北海道札幌市に本社を置く株式会社ファイバーゲートと、そのグループ会社である株式会社オフグリッドラボが、最近新たに太陽光発電サービス「SOLERIO(ソレリオ)」の提供を開始しました。このサービスは、建物のオーナーが収益を拡大し、入居者の満足度を向上させることを目的としており、非常に注目されています。
サービス開始の背景
ファイバーゲートはこれまで通信事業を中心に展開してきましたが、再生可能エネルギーへの取り組みも始めました。通信事業と再生可能エネルギー事業は親和性が高く、特に電気代の無料化や定額化が実現できるとされています。こうした流れの中、2021年5月に再生可能エネルギー事業への本格的な参入を発表し、様々な実証実験を通じて太陽光発電の設置を進めてきました。
「SOLERIO」という名称は、「Sol(太陽)」と「Rio(川・流れ)」を組み合わせており、「太陽の恵みを絶え間なく循環させる」といった理念が込められています。
SOLERIOの特徴
「SOLERIO」は、太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた自己消費システムです。特に集合住宅において、無料のWi-Fiサービス「FGBB®」と連携することで、以下のような価値を提供します。
建物オーナー様のメリット
1.
入居率向上による収益増加:ネット接続が無料であり、さらに安価な電気代を提供することで、物件の競争力を高め、空室率を低下させます。
2.
物件の差別化:再生可能エネルギーの導入により他物件との差別化が可能です。
3.
長期的な安定収益の向上:コストの削減と物件の価値向上に寄与し、安定的な収益を実現します。
入居者様のメリット
1.
経済的な居住環境:インターネットと電力代の削減によって、経済的な負担が軽減されます。
2.
環境に配慮したライフスタイル:環境への意識が高い入居者にとって魅力的な選択肢となります。
3.
一括管理:通信費と光熱費の手続きを一元化し、快適な生活をサポートします。
サービスプランの内容
「SOLERIO」では、建物の特性やオーナー様の要望に沿った3つのプランを提供しています。
1.
共用部モデル:発電した電力を共用部分で使用し、共用部の電気代を削減。
2.
低圧一括受電モデル:共用部と居住部分の両方に発電した電力を供給し、入居者様の電気代を大幅に削減します。
3.
各住戸モデル:共用部と各住居に蓄電池を設置することで、共用部と個々の住戸の電気代を削減します。
今後の展望
ファイバーゲートグループとしては、SOLERIOの展開を通じて、より多くのオーナー様と入居者様にとって経済的で快適、さらに環境に優しい住環境の実現を目指しています。再生可能エネルギーの普及が進むことで、サステイナブルな社会の実現への貢献を強化していく方針です。
会社情報
- 設立:2000年
- 証券コード:9450(東証プライム)
- 事業内容:ホームユース事業、ビジネスユース事業、再生可能エネルギー事業など
- URL:
ファイバーゲート公式サイト
- 設立:2021年
- 事業内容:再生可能エネルギー事業
- URL:
オフグリッドラボ公式サイト
この新たなサービス「SOLERIO」は、次世代のスマートビルディングを実現するための大きな一歩となるでしょう。特に、環境負荷の軽減と居住者の生活の質向上を実現するための重要なツールといえます。