大学生の企業理解を深める新たなワークショップ
近年、企業における早期離職が問題視されています。特に新卒社員の約3割が、入社から3年以内に退職する「3年3割」問題は、多くの大学生にとって深刻な現実となっています。この根底には、学生が企業を選ぶ際に、表面的な条件——知名度や給与、福利厚生といった要素に重きを置きすぎることがあるとされています。企業の本質や、長期的なビジョンを理解せずに選んでしまうことが、このようなミスマッチを引き起こしているのです。ばた
新たなキャリア教育の必要性
キャリア教育の分野でも、効果的な指導方法が求められています。従来の一方向的な講義形式ではなく、学生が実際に主体的に参加できるプログラムが必要です。特に、面接において通用する志望動機を具体的に考える力を育てることが重要です。
そんな中、株式会社シェダルが提供する「統合報告書を読むワークショップ」が注目を集めています。このワークショップでは、学生が企業が発行する統合報告書を通じて分析力を養うことができるプログラムです。
統合報告書の意義
統合報告書は、企業が自らの財務情報と非財務情報を統合的に開示するものです。その中には、CEOが語るビジョンや企業の社会的責任に対する取り組みなどが凝縮されており、企業の「本音と本気」を知る絶好の資料となります。このワークショップでは、学生たちが興味のある企業の報告書を自ら選び、その内容を深く掘り下げていくことで、企業を見る目、即ち、分析力を高めることを目指します。
ワークショップの流れ
「統合報告書を読むワークショップ」は、以下のステップで進行します。
1.
導入・レクチャー(約30分)
統合報告書の構成や特性、成功する企業を判断するための読み方を解説します。
2.
個人ワーク(約30分)
学生が自身で企業を選び、報告書を検索・閲覧し、気づきをワークシートに記入します。
3.
シェアタイム(約15分)
グループで集まり、発表し合い、互いの洞察を共有することで視野を広げます。
4.
全体発表・講評(約10分)
各グループの発表をもとに講師からの補足情報や面接に役立つポイントを解説します。
5.
振り返り・まとめ(約5分)
感想カードを記入し、質疑応答を通じて次のアクションを確認します。
参加することで得られる能力
このワークショップに参加することで、学生たちは以下の3つの力を身につけることができます。
1.
分析力(Analysis)
企業のCEOの言葉や戦略を読み解き、その背景にある経営判断を理解できるようになります。
2.
選択力(Selection)
自分自身の価値観と企業のパーパスを重ね合わせ、企業選びを行う力が養われます。
3.
対話力(Dialogue)
面接官と対等に議論できる力を培い、根拠のある志望動機をもっている学生に成長します。
授業事例
実際の授業では、嘉悦大学や拓殖大学でこのワークショップが行われ、多くの学生から高い評価を受けています。自身の言葉で企業の新たな価値を発見することでキャリア選択に対する意識が変わったという声も多く寄せられています。
大学・専門学校への支援
株式会社シェダルでは、大学・短大・専門学校向けに無料でこの「統合報告書を読むワークショップ」を提供しています。2026年度には先着10校を対象に特別枠での実施を計画しており、開講希望の方は早めのお申し込みをおすすめします。この体験を通じて、学生たちが企業の本質を理解し、自分に合ったキャリアを選んでいく未来を目指しています。
会社概要
株式会社シェダルは東京都国立市に本社を置き、サステナビリティの推進支援を行っています。教育機関との連携を築き、学生が企業の本質を理解できる社会の実現に向けて取り組んでいます。