健康と仕事の関係
2025-12-22 15:35:27

JMDCが示す健康状態と職業パフォーマンスの関係性とは

JMDCが実施した大規模調査の背景



株式会社JMDCは、2025年6月にPHRサービス「Pep Up」のユーザーを対象に、幸福度や仕事のパフォーマンスに関する「ウェルビーイングアンケート」を実施しました。この調査では、個人の主観データを取得し、医療データと組み合わせた分析を行った結果、健康状態や生活習慣と仕事のパフォーマンス、幸福度との関連性が確認されました。現代の職場は、長時間労働やストレスによる健康問題が深刻化しており、従来は保険者や企業の管理データが分断されていたため、その関連性を分析することは難しかったのです。しかし、この調査により、健康関連データと個人の主観データをつなげることで、新たな視点から健康と仕事の相関関係を見ることが可能になりました。

調査結果の概要



1. BMIと職業パフォーマンス



調査の結果、BMI(体格指数)が普通範囲にある人々は、仕事における生産性を測る指標であるSPQで90以上と回答した割合が37%に達し、最も高い結果が得られました。逆に、低体重の群ではその割合が最も低く、健康体重の維持の重要性が示唆されました。また、幸福度の自己評価でも、普通体重の人たちが最も高い平均スコア6.92を記録し、体重が正常であることが主観的な幸福感と関係していることが浮き彫りになりました。

2. 睡眠と仕事のパフォーマンス



十分な睡眠を確保していると答えた人は、プレゼンティーイズム(働きながらも病気のため効率が下がる状態)、アブセンティーイズム(欠勤など)のいずれもが改善されました。睡眠状態が良好な人々は、生産性や幸福度が高まる傾向にあり、企業が従業員の睡眠の質向上を目指すことが、パフォーマンス向上につながる可能性が示されています。

今後の展開とJMDCの役割



JMDCは引き続き、医療ビッグデータを活用したエビデンス創出と、PHRサービスに基づく企業の健康経営支援を進めていく方針です。健康投資の推進や人的資本経営の実践を通じて、持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指しています。

アンケート概要


  • - 期間:2025年6月5日~20日
  • - 対象者:Pep Upユーザー
  • - 回答総数:35,514名(分析対象者:企業正社員27,357名、その中で健診データ連携あり:25,370名、連携率92.7%)

JMDCについて



JMDCは医療ビッグデータ業界のパイオニアとして、2002年に設立されました。健康増進を目的としたWebサービス「Pep Up」などを通じて、医療データと解析技術で社会の健康課題を解決することに取り組んでいます。詳細は公式サイトこちら

会社情報

会社名
株式会社JMDC
住所
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 JMDC Pep Up 健康状態

Wiki3: 東京都 港区 JMDC Pep Up 健康状態

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。