鎌倉の古紙循環プロジェクト
2025-01-09 10:24:00

古紙から生まれる花の循環プロジェクト、鎌倉で地球に優しい取り組みが進行中

鎌倉の古紙循環プロジェクト『古紙から花へ』



神奈川県鎌倉市で進行中の古紙循環プロジェクト『古紙から花へ』が、立ち上げから一年を迎えました。このプロジェクトは、古紙を新たな価値ある製品に変えることで、環境に優しい取り組みとして注目されています。2024年12月までに、プロジェクトで扱った古紙の重量は750kgに達し、名刺約50万枚分に相当する「花咲く和紙」が生まれ変わりました。

参加企業とその影響



このプロジェクトには20社以上の企業が参加しており、回収された古紙は名刺やブランドタグ、カレンダーなどのノベルティとして再利用されています。企業活動におけるサステナブルな取り組みが重視される現代において、『古紙から花へ』は廃棄される古紙を有効活用し、広告ツールとして使用することで紙資源の循環を実現しています。

具体的な参加事例として、中京テレビ放送株式会社は、人事異動で不要となった30kgの名刺を、子ども向けのミニうちわ3,000枚に再生しました。この取り組みにより、社員は自身のSDGs活動への参加を実感し、環境への配慮が企業のブランド価値向上にもつながることを理解しました。

暮らしに花を咲かせるシードペーパー



『古紙から花へ』で使用される「シードペーパー」は、古紙を原料に植物の種が混ぜ込まれた環境に優しい100%再生紙です。土に埋めることで花が育つというコンセプトは、自然との共生を考える現代にふさわしい取り組みです。この花咲く和紙は、山梨県身延町の和紙工房で生産されており、手漉きと自然乾燥で丁寧に作られています。

さらに、このプロジェクトを通じて生まれる製品の印刷や加工には、障がい者の雇用を促進する福祉作業所が関与しており、目標8「働きがいも経済成長も」にも貢献しています。このように、古紙循環プロジェクトは、地域の雇用創出と環境保全を同時に実現する新しいビジネスモデルとなっています。

環境と未来のための取り組み



『古紙から花へ』は、単なるリサイクルではなく、資源循環やSDGsへの貢献を重視した取り組みです。有限会社スープの代表、野口世津子氏は、プロジェクトの意義を「古紙の有効活用を通じて参加型の活動が生まれ、未来に向けて花を咲かせる取り組みにつながる」と語っています。

このプロジェクトは、定期的に参加企業の募集も行っています。企業自身が古紙回収とアップサイクルに参加することで、環境に配慮する意識を高め、持続可能な社会の形成に貢献することができます。

結論



鎌倉で進行中の古紙循環プロジェクト『古紙から花へ』は、地域の企業や団体との協力を通じて、環境に優しい未来への一歩を踏み出しています。今後もこのプロジェクトが、より多くの企業や個人の参加を呼びかけ、地球環境への配慮を促進していくことが期待されます。

古紙を生かし、花を咲かせる取り組みは、我々の生活にも新たな彩りを加えることでしょう。必要不可欠な資源を有効に活用し、環境への負荷を減らすこのプロジェクトは、今後ますます注目される存在となるでしょう。


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会社情報

会社名
有限会社 スープ
住所
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-38元松ビル3F-B
電話番号

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