世田谷区「ネイバーズ用賀」、開業前に全室満室の理由とは？

株式会社グローバルエージェンツが2026年2月末に開業予定のソーシャルアパートメント「ネイバーズ用賀」が、開業のたった2.5か月前に全52室の入居者を獲得するという驚異的な結果を達成しました。これは、同施設が「家賃を単なる支出ではなく、自己投資」と考える新しい住まいの価値観に支持されているからです。

利便性と交流を兼ね備えた新しい住まい

「ネイバーズ用賀」は東京都世田谷区に位置し、ソーシャルアパートメントという新しい居住スタイルを提案しています。こちらは、一人暮らし向けの個室に加え、住人同士が交流できるラウンジやワークスペースなどの共用スペースが充実しており、従来のワンルームやシェアハウスとは異なります。特に、20代から30代の若い世代を中心に支持され、全国に約50棟を展開しています。

特色ある３層構造の共用スペース

「ネイバーズ用賀」では、入居者が快適に共同生活を楽しむための3層構造の共同スペースが特徴です。1階にはダイニング・キッチン・ソファスペースを兼ね備えたラウンジがあり、会話や交流を促進します。2階のマルチパーパスルームは、ヨガや映画鑑賞など多用途に使える柔軟な空間が広がります。3階には集中作業用のデスクと個室ブースが整備されているワーキングラウンジがあり、働く環境も整っています。

入居申込者から見えてきた満室の理由

この異例の早期満室の背景には、若年層の住まい選びに関する価値観の変化が影響しています。入居申込者を対象にしたアンケートの結果がそれを物語っています。

1. 開業情報を知った67％が当日中に問い合わせ
新規物件の情報が発信されると、66.6％の人がその日のうちに問い合わせを行い、81.8％が「新しいコミュニティを手に入れられること」を動機として挙げています。このことは、既存のコミュニティに入るのではなく、自分たちで作り上げることに対するニーズを感じさせます。

2. 42％が再入居者、コミュニティの豊かさ
申し込み者の42％がソーシャルアパートメントでの居住経験があり、再入居した理由には、選べる距離感や生活の質の向上があります。これは、入居者間の自由な交流と共用スペースの充実が一人暮らしでは得られない豊かさを提供しているからです。

3. 85％が家賃を自己投資と認識
現在の物価高に対して、家賃を「固定費」とするのではなく、84.9％が「自分への投資」として妥当だと感じていることがわかりました。この意識こそが、若い世代の新しい価値観を反映しています。

まとめ

「ネイバーズ用賀」では、コミュニティを自ら創造し、住まいを自己投資と捉える価値観が融合した結果、開業の約2.5か月前での全室満室を実現しました。また、今後もこのようなニーズに応えるべく、グローバルエージェンツはさらなる事業展開を目指しています。新しいライフスタイルに興味がある方は、ぜひ注目してみてください。