熊本県津奈木町に新たな地域商社「つなぎつくる」設立の意義
2024年8月、熊本県津奈木町に地域商社「株式会社つなぎつくる」が設立されました。この新事業体は、町の特産品や地域資源を活用し、地域経済の活性化を目指しています。特に、出資者には津奈木町、株式会社食文化、津奈木町商工会が名を連ねています。
設立の背景
設立式は2024年9月3日に熊本県東京事務所で行われ、出席者には津奈木町の町長や株式会社食文化の代表取締役社長、津奈木町商工会の会長、地域商社の代表、熊本県東京事務所の所長が集まりました。このプロジェクトは、地域の地場産業を活性化させることに重きを置いています。
代表取締役には、株式会社食文化の井上真一氏が就任し、食の力で地域を元気にするための取り組みを通じて、地域産品のブランディングや発掘に尽力します。地域商社「つなぎつくる」は、地場産業の発展を目指す津奈木町とその商工会との連携の一環として設立されました。
地域資源の活用
「株式会社つなぎつくる」の大きな目的は、地域の特産品を生かした新たなビジネスを展開し、津奈木町の魅力を広げることです。具体的には、「自由につみ上がる積み木」というコンセプトを基にしたロゴがデザインされており、このロゴには地域の多様な資源を自由に組み合わせ、無限の価値を見出すというメッセージが込められています。
地域との連携
井上氏は、これまで地域のプロデューサーとして活躍してきた経験を活かし、津奈木町だけでなく、水俣・芦北地区でも事業を継続して行う意向です。特に2020年のコロナ禍の際には、津奈木町産の玉ねぎをオンラインで販売し、大好評を得た実績があります。この経験を踏まえ、2021年には津奈木町と包括連携協定を結び、地域の教育にも貢献してきました。
未来への期待
「つなぎつくる」は、地域の多様な資源を活用し、新たなビジネスモデルを構築することで、津奈木町さらには熊本県全体を元気にすることが期待されています。地域経済の好循環を促進するために必要なノウハウやネットワークを活用し、町内の生産者や企業との連携を深めながら、持続可能な地域社会の実現に向けて邁進します。
地域の特性を活かしたビジネス展開が、町に新たな風を運ぶことができると信じています。本プロジェクトは、津奈木町の未来に大きな貢献をすることが期待され、地域住民の期待も高まっています。