気鋭アーティスト米澤柊が企画!「Anima in the fog」展覧会が開催!
オルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」にて、2024年7月5日(金)から8月3日(土)まで、気鋭アーティスト・米澤柊が初めて企画を務める展覧会「Anima in the fog」が開催されます。
米澤柊は、アーティストでありながらアニメーターとしても活躍する注目すべき作家です。彼の作品は、アニメーションにおける残像表現の技法「オバケ」に着目し、アニメーションのみならず、多様なメディウムを用いて、アニメーションにおけるキャラクターの身体性と、現実世界の生き物の心の身体性や感情について探求しています。さらに、キャラクターが生きる空間の空気を含めた作品を制作・発表することで、新たな表現に挑戦し続けています。
「WALL_alternative」は、アートと音楽を軸に、多様なカルチャーを横断し、新しいムーブメントが生まれる拠点を目指しています。今回の展覧会では、米澤柊の視点からキュレーションされた展示とイベントを通じて、様々なバックグラウンドを持つ人々が集い、新しいコミュニケーションが生まれる場となることが期待されます。
オープニング企画で特別な体験を!
展覧会開催を記念して、7月5日(金)・6日(土)の2日間連続でオープニング企画が実施されます。
7月5日(金)には、オープニングレセプションが開催され、展覧会企画者によるご案内やアーティストの在廊など、ゆっくりとアート鑑賞を楽しめます。さらに、WALL_alternativeから徒歩5分にある「SNOW Contemporary」との連動企画として、布施琳太郎個展「性と大地」の営業時間を1時間延長し、20:00まで鑑賞できます。相互でアート鑑賞を楽しめるプログラムも予定されているので、ぜひ足を運んでみてください。
7月6日(土)には、「空とあたたかい」と題した音楽イベントが開催されます。新進気鋭の音楽家とアーティストのVJがコラボレーションし、「Anima in the fog」の世界を音楽と映像でリミックスする特別なイベントです。
出展アーティスト
今回の展覧会では、米澤柊に加え、以下のアーティストが出展します。
青柳菜摘/だつお
大和田俊
黒嵜想
多田恋一朗
野村在
山本花
展覧会概要
「Anima in the fog」
会期:2024年7月5日(金)―8月3日(土)※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
* HP URL:https://avex.jp/wall/exhibition/216/
ぜひ、この機会に「Anima in the fog」展覧会に足を運んでみてください。
米澤柊の「Anima in the fog」展覧会:霧の中の魂が語る、身体と心の物語
米澤柊の初めての企画展「Anima in the fog」は、彼のこれまでの作品世界をさらに深掘りし、新たな視点で表現した展覧会と言えるだろう。アニメーションにおける残像表現「オバケ」を起点とし、キャラクターの身体性や心の身体性、そして空間の空気までを表現することで、彼の作品は、観る者に深い共感を呼び起こす。
展覧会タイトルである「Anima in the fog」は、霧の中に漂う魂をイメージさせる。それは、現実と非現実の境界線が曖昧な、曖昧で不安定な世界。しかし、その中にこそ、生命の根源的な力が息づいている。
米澤は、自身の作品を通して、私たち自身の身体と心の繋がり、そして世界との関係性を問い直す。それは、デジタル社会において、ますます希薄になりつつある、人間らしさについての問いかけでもある。
今回の展覧会では、米澤自身の作品に加え、青柳菜摘/だつお、大和田俊、黒嵜想、多田恋一朗、野村在、山本花など、個性豊かなアーティストの作品も展示される。それぞれのアーティストが異なる視点から、「身体」や「空間」を表現することで、多層的な世界観が展開されるだろう。
展覧会会場となる「WALL_alternative」は、アートと音楽が融合した空間だ。そこでは、展覧会だけでなく、音楽イベントやトークイベントなども開催される予定。アートと音楽、そして様々なカルチャーが交差する場として、来場者にとって刺激的な体験を提供してくれるだろう。
「Anima in the fog」は、単なる展覧会ではなく、私たち自身の内面を深く見つめ直す機会となるだろう。霧の中に漂う魂は、私たち自身の心の奥底に眠る、忘れかけていた何かを呼び覚ましてくれるかもしれない。