小菅優の「ソナタ・プロジェクト」最終回が迫る
2023年からスタートした小菅優の「ソナタ・プロジェクト」は、彼女がピアノ・ソナタの魅力を掘り下げる旅路。これまでの「開花」「夢・幻想」「神秘・魅惑」と続いたこのプロジェクトも、いよいよ最終章「黄昏」を迎えます。今回は、月光のように美しいモーツァルトのソナタから始まり、ウェーバーの深遠な作品を経て、シューベルトの最後のソナタに至ります。これにより、ソナタの歴史とその背後にある深い人間の感情に触れることができます。
プロジェクトの背景
小菅優は、バロック音楽から現代にかけてのソナタの歴史を紐解くことを目指し、それぞれの作品に込められた情熱や葛藤を探求してきました。彼女の豊かな演奏経験をもとに、各回のプログラムはただの曲の列挙ではなく、作品を通じて表現する作曲家たちの内面に迫るものです。
プロジェクトの最終回では、「黄昏」をテーマに選ばれた作品たちが、彼女にとっても特別な意味を持ちます。果たして、これらの作品はどのように彼女の演奏に影響を与え、来場者の心に響くのか、お楽しみに。
最終回「黄昏」のプログラム
「黄昏」では、以下の作品が演奏されます。
- - モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576
- - ウェーバー: ピアノ・ソナタ 第4番 ホ短調 作品70
- - シューベルト: ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
この選曲は、彼女が長年抱いていた、作曲家たちの晩年における音楽の特性や感情を最大限に表現するためのものです。モーツァルトの最後のソナタは、寂しさと共にあふれる生命の美しさを感じさせ、ウェーバーの手法は深い苦悩や優しさを体現しています。シューベルトの作品は、彼が辿った道程を象徴し、儚さと希望を同時に表現しています。
小菅優の思考と感情の深さ
小菅優は、ソナタの演奏を通じて彼女自身の感情を語ります。「晩年に達すると、人は何を考え、感じるのだろう」と問う彼女。音楽を通じて彼女は、その答えを探し続けているのです。それは、聴く者にも共感を呼ぶ深いメッセージとなります。最終回への期待が高まる中で、彼女がどのようにこの「黄昏」を表現するのか、観客の心に響く瞬間が待ち遠しいです。
イベント詳細
- - 日時: 2026年3月22日(日)14:30 開場・15:00 開演
- - 会場: 水戸芸術館コンサートホールATM(水戸市五軒町1-6-8)
- - 料金: 全席指定一般4,000円、U-25(25歳以下・要身分証提示)1,500円(未就学児入場不可)
- - チケット情報: 水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター、電話予約も可能。
「ソナタ・プロジェクト」最終回のコンサートは、ただの演奏会ではなく、小菅優が自身の音楽の旅路をまとめる、一つの大きな節目でもあります。その感動的な瞬間を、是非その目で体験してください。