岡山大学の学生たち、次世代リーダーサミットに参画
2025年11月にドイツ・ミュンヘンで開催される「次世代リーダー・グローバル・サミット One Young World(OYW)2025」に、岡山大学の学生たちが参画し、国際的な問題について活発に意見交換をしています。参加しているのは、Nazyra Tachiara Azlaさん(グローバル・ディスカバリー・プログラム4年)と医学部5年の石川愛萌さん、そして岡山県立岡山一宮高等学校の片山桂太さんです。
このサミットは、世界196カ国から約2,200人の若手リーダーが集まり、循環型経済や教育、平和といったテーマについて熱心に議論を行う場です。特に注目すべきは、オープニングセレモニーでのラーニア・アル=アブドゥッラー王妃のスピーチ。彼女は、若い世代の地球規模の課題解決への貢献の重要性を強調しました。こうした高いレベルの交流を通じて、次世代のリーダーとしての資質を磨くことが求められています。
岡山大学の取組み
岡山大学は、2015年からOYWの公式パートナーとして参加しており、毎年2名の学生を代表として派遣しています。今回の参加は、これまでの10大会連続となる注目の活動です。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としてグローバルな視野を育むために積極的に取り組んでいます。教員や学生が持つ国際的なネットワークを活用しながら、より深い学びを実現しています。
重要なテーマ
今年のサミットでは、「Circular Economy(循環型経済)」「Anti-Hate(反ヘイト)」「Responsible Tech(責任ある技術利用)」「Education(教育)」「Peace & Security(平和と安全)」の5つの主要テーマに基づきさまざまなセッションが展開されました。特に、田中重光氏による「第二次世界大戦終結から80年」をテーマにした講演は、多くの参加者に感銘を与えました。
岡山大学の学生たちも、これらのセッションやワークショップに参加し、多様な視点から議論を行うことで、自分たちの未来に向けたビジョンを広げています。国際的な視野を広げるだけでなく、将来的な学びやキャリアに役立つ様々な人的ネットワークの構築にもつながっています。
未来への期待
次回のOYWサミットは、2026年11月に南アフリカ共和国のケープタウンでの開催が決まっています。岡山大学生が国際舞台で活躍する姿は、地域や国際社会における教育の重要性を改めて示しています。今後の岡山大学の取り組みから目が離せません。
岡山大学は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に向けても積極的な姿勢を示しています。今後も地域と地球の未来を共創し、次世代のリーダーたちの成長を後押しする活動に期待が寄せられています。