日本システム技術、創業53年の歴史を経て新社長に平林卓氏が就任

日本システム技術株式会社新社長就任のニュース

日本システム技術株式会社は、設立から53年を迎え、初めての代表取締役交代を行いました。新たに平林卓氏が社長に就任し、創業者である平林武昭氏は会長に移行しました。この歴史的な日を迎えることにより、同社は新しい経営になり、次期長期ビジョン『JAST VISION 2035』の実現に向けた新たなスタートを切ります。

新社長平林卓氏の経歴

平林卓氏は1969年生まれで、1992年に富士通株式会社に入社後、1998年に日本システム技術に転職。その後、取締役執行役員として経営企画や業務管理を担当し、2024年には上席執行役員として財務やIRを担当しました。2025年に社長として新しいリーダーシップを発揮することが期待されています。

新代表取締役社長のビジョン

平林社長は就任にあたり、次期長期ビジョン『JAST VISION 2035』を発表しました。このビジョンのもと、これまでの50年で培ったアイデンティティを活かし、今後の50年に向けた成長を目指すと述べています。急速に変化する社会において、全てのステークホルダーと共に社会課題に取り組む姿勢を強調し、企業としての責任を果たすことを目的としています。

創業者平林武昭氏の言葉

平林武昭氏は、創業以来52年間も同社をリードしてきた経験を振り返り、独立系IT企業としての強みや企業文化の重要性について触れました。彼は、自由な立場での挑戦がもたらした技術力と知見が、企業の基盤になっていると強調しています。また、成長を続けるためには「人間力」が大切だとし、全従業員が同じ目標を共有しながら進むことの重要性を訴えました。

今後の展望

今後、日本システム技術は、教育、医療、金融、通信、官公庁など様々な社会インフラを支えるシステムを開発し続けます。同社の次期ビジョンでは「誰もが知る課題解決企業になる」との明確な目標を掲げ、特定の領域でトップシェアを得ることを狙っています。従業員一同、一丸となり、変化に対する柔軟な対応を通じて、不確実性を乗り越える努力を続けるでしょう。