社会人デビューをアートで彩る
2025年4月1日、ぺんてる株式会社では新入社員の入社式が行われ、特別なプログラム「ぺんてる体験」が実施されました。このプログラムは、新入社員がフィンガーペイント用絵の具「ゆびえのぐ」を使い、チームで一枚の大きな画用紙に「ぺんてるの未来」を描くというものです。参加者45名は、思うままに手を動かし、自社製品の楽しさやアートの醍醐味を体験しました。
ぺんてるは、1946年に教育用画材のメーカーとして設立されて以来、多様な道具を提供することで人々の想像力を育んできました。その理念に基づき、「アートを日常に」という目標を掲げ、アートクレヨンや壁画アートプロジェクトなどを通じて表現の喜びを広めています。「ぺんてる体験」は、2018年からスタートし、新入社員同士のコミュニケーションの場ともなっています。入社式の特別な日、このプログラムは新入社員が自由な発想で表現する貴重な機会です。
新入社員たちは、ゆびえのぐを使用して、自らのアイデアを形にし、色とりどりの作品を作り上げます。特にこのプログラムで使われる「ゆびえのぐ」は、手や指で直接触れて描くことができる楽しい絵の具で、安全性の高い原材料が使われており、誰でも安心して楽しめます。実際、参加した新入社員からは「こんなに自由に描くのは初めて」といった声があがり、自らの手でアートを作る体験に胸を躍らせていました。
特に印象的だったのは、新入社員同士の交流の形でした。色を混ぜるために握手を交わしたりと、アートを通じて新しい関係が築かれていく様子が見受けられました。一緒に制作を進める中で、個々のアイデアが一つの作品となり、そのプロセス自体が彼らの未来を象徴するものになっているのです。約80本分(合計約50kg)のゆびえのぐが使われる中、彼らは全身でアートを楽しみながら、グループワークの重要性も再認識したようです。
新入社員の一人は「芸術家になった気分」と語り、自由に描くことの楽しさを感じていました。他にも、「直感に任せて手を動かすシンプルさが新鮮」といった意見が寄せられ、アートがもたらす感情の解放を体験しました。彼らが描く作品は、ぺんてるの未来への思いを反映したものとなり、その瞬間が一生の思い出になることでしょう。
このようにぺんてるの入社式は、ただの式典ではなく、新入社員たちの新たなスタートを祝うアートな場として、多くの感動を生み出しました。そして、これからも彼らがぺんてるの一員として活躍し、アートの力を通じて良い影響を与えていくことを期待しています。新たな旅立ちをアートで彩ることで、社会人生活の第一歩を力強く踏み出していくことでしょう。
選ばれたゆびえのぐは、2015年に登場した製品であり、手を使って自由に描くことができるという特性があります。安全基準を満たしたこの絵の具は、最近では親子で楽しむワークショップなど幅広く使用されています。アートは、子どもから大人まで楽しめる普遍的な体験です。今後ぺんてるがどのようにアートを提案していくのか、注目が集まります。