快適な生理を目指す！「甲子園2025」受賞者を発表

「誰もが快適な生理を」甲子園2025が開催される

生理に対する環境改善を目指す若者たちの姿勢を評価するスピーチコンテスト「～誰もが快適な生理を～甲子園2025」が、2025年8月3日、京都府京都市で盛大に開催されました。このイベントでは、生徒や学生からの声を通じて生理用ナプキンの快適な使用感を広めることを目的とした取り組みが紹介されました。

受賞者決定！

今年の「甲子園」には全7校からエントリーがあり、厳正な審査の結果、京都ノートルダム女子大学が最高金賞・グランプリに輝きました。このコンテストの開催は、前回の「誰もが快適な生理を」サミット2024に続くもので、おおくの参加者が集まり、活発な議論が展開されました。

受賞者コメント

最高金賞を受賞した京都ノートルダム女子大学の代表者は、「様々な意見や悩みが出された今回の調査を通じて、これを社会全体に広げていきたい」と述べ、仲間や教職員に感謝の意を表しました。さらに、浜松開誠館中学校高等学校からは、「生理について多様な視点で意見交換できたことが嬉しかった」と、学生の成長を実感する声も寄せられました。

岡山大学代表者は、掲示物作成でのこだわりを発言し、「オレンジを使ったのは、多様な性自認に配慮した結果」と表明し、今後の活動に意欲を示しました。これらの発言は、生理の問題に対する意識を高める良いきっかけとなりました。

プロジェクトの目的と活動

Femtech Japanが主催したこのプロジェクトでは、生理用ナプキンをトイレに設置し、教育機関や企業において環境改善に取り組むことが求められます。2022年から本格的に始まったこのプロジェクトは、全国50以上の学校と企業へ導入されており、ユーザーが快適に過ごせる環境の整備を進めています。

また、最近では京都ノートルダム女子大学と連携し、現代人間学部心理学科にて、リサーチ活動も展開中です。このように、社会における生理に関する課題解決のための様々なアプローチが進められています。