渡辺えりの古稀記念公演
2024-10-10 23:10:29

渡辺えり古稀記念公演「鯨よ!私の手に乗れ」と「りぼん」が2025年上演決定!

渡辺えり古稀記念2作連続公演、2025年上演決定



演劇界で独自の道を切り開いてきた渡辺えりが、2作連続公演『鯨よ!私の手に乗れ』と『りぼん』を2025年1月に上演することが発表されました。この公演は、彼女の70歳という節目を祝うものでもあり、演劇の新たな可能性を提示する一大イベントとなります。

渡辺えりは、1980年代の小劇場ブームを牽引した実力派の劇作家兼演出家。彼女の作品は、寺山修司、唐十郎、蜷川幸雄といった戦後日本の演劇に影響を受けつつも、その独創性が光ります。今回の連続公演では、徹底した手作り感あふれる作品群を通じて、演劇の深淵に足を踏み入れようとする若者たちや未来の世代にメッセージを届けたいという強い意志が込められています。

女性たちの生きざまを描く



両作品共に、過去に差別と戦ってきた女性たちの強い生きざまが描かれています。現代日本史の中で、女性はかつて対等な存在として認められず、多くの試練を強いられてきました。『鯨よ!私の手に乗れ』と『りぼん』は、それぞれ異なる視点から、激動の時代に翻弄されながらも逝く女性たちの姿を捉えています。

『鯨よ!私の手に乗れ』では、認知症の母親とその娘の関係を描きます。母親が生きるために選んだ道と、認知症という現実に直面する娘の葛藤が生々しく描かれ、観客に深い感動を与えることでしょう。この作品では、入所者たちの過去の記憶と夢の扉が開かれ、新しいドラマが展開されます。

一方の『りぼん』は、関東大震災後の横浜を舞台に、過去の傷を抱える女性たちと一人の青年の物語が交錯します。彼らのつながりが結びつく中で、愛と苦しみ、希望が描かれるこの作品は、観客に強いメッセージを届けることでしょう。

多彩なキャスト



この公演には、木野花、三田和代、黒島結菜をはじめとする多彩なキャストが参加します。彼らはそれぞれの役を通じて、渡辺えりの演劇に新たな息吹を与え、力強いパフォーマンスを繰り広げます。

特に、主演の木野花は「渡辺えりの旗揚げからの道のりを見続けてきた」と語り、その期待に応えようと強い意気込みを見せています。三田和代もまた、「このエネルギーに圧倒される」とその魅力に魅せられたとコメントしています。

発表されたキャストの中には、山形出身の宇梶剛士や、シルビア・グラブの姿もあり、期待が高まります。それぞれの演者がどのようにこの二つの舞台に命を吹き込むか、注目です。

公演情報



『鯨よ!私の手に乗れ』は、2025年1月8日から17日まで東京・本多劇場で上演され、続いて『りぼん』は1月11日から19日まで同会場で上演されます。その後、渡辺えりの故郷である山形市にて、1月22日にも上演予定です。

チケットは、全席指定で、平日公演が一般10,000円、土日公演が11,000円となっています。学生割引も用意されていますので、ぜひチケットの販売をチェックしてみてください。

これから2025年の新春に向けて期待が高まる中、渡辺えりが作り出す演劇の世界にぜひ触れてみてください。


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