2025年の第50回全日本アルティメット選手権大会が、関西・中四国地区予選を経てさらなる盛り上がりを見せています。特に、オープン部門ではトリガーが堂々の第1位を獲得し、ウィメン部門でもRadRiseが見事にトップの座を手にしました。これらの結果は、彼らの実力を証明するものであり、10月に行われる本戦への期待を一層高めています。
この予選は、2025年5月31日から6月1日まで大阪府堺市のJ-GREEN堺でオープン部門が行われ、続いて6月7日から8日には奈良県奈良市の大和高原ボスコヴィラでウィメン部門が開催されました。
各部門の結果は以下の通りです。
オープン部門
1位: トリガー
2位: WINO
3位: 関西学院大学ARROWS
ウィメン部門
1位: RadRise
2位: buddys
3位: Celavie
アルティメットとは、各7人の選手からなる2チームが、約100m×37mのコートでディスクをパスしながらプレイし、相手のエンドゾーン内でそのディスクをキャッチすると得点が入る競技です。このスポーツの魅力は、ディスクの特性を生かした戦略やスピード、持久力が求められる点で、さらに「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」を重視した自己審判制が導入されているため、選手同士のコミュニケーションが非常に重要になります。
アルティメットの歴史と発展
アルティメットは1970年代にアメリカで誕生し、瞬く間に世界中に広まりました。日本でもその人気は高く、全国大会、地域予選、国際大会と多彩なイベントが展開されています。特に、2025年の全日本選手権は、全国の大学チームやクラブチームがしのぎを削る機会となっており、制約と競争の中で選手たちは技術を磨き、全国の頂点を目指します。
今回の地区予選には116チームが参加し、268名の選手がその腕を競い合いました。オープン部門には76チーム、ウィメン部門には40チームがエントリーし、熱い戦いを繰り広げました。このような競技会は、単なるスポーツイベントにとどまらず、プレイヤーたちが友情やスポーツマンシップを育む場でもあります。
今後の展望
この地区予選を経て、本戦に進むトリガーとRadRiseがどのような結果を残すのか、非常に楽しみです。彼らのパフォーマンスが、フライングディスク競技の普及や発展に繋がることは間違いありません。2025年の全日本選手権への意気込みや、さらなる成長を期待したいです。日本フライングディスク協会による大会の運営やサポートも、今後の発展に不可欠です。
競技者が自らを律し、相手を尊重し合うアルティメット。選手たちの熱意や努力は、確実にこのスポーツの未来を明るいものにするでしょう。これからも注目していきたいと思います。