日本初の偽情報対策ハッカソン「Hack the Disinfo 2024」開催決定！

「Hack the Disinfo 2024」開催概要

いよいよ、偽情報対策をテーマにした日本初のハッカソン「Hack the Disinfo 2024」が、2024年11月3日と4日の二日間、東京都港区にある官民共創HUBで開催されます。このイベントは、日本のシビックテック団体である一般社団法人Code for Japanが主催し、東京大学や明治大学、さらには企業代表が登壇することから、大きな期待が寄せられています。

背景と目的

2024年は、台湾や韓国、EUなど多くの選挙が実施される年で、その中でも特に注目を集めるのが11月5日に行われるアメリカ大統領選挙です。2016年の選挙における偽情報の影響は、多くの国に警鐘を鳴らしています。日本でも、最近の能登半島地震を含む様々な事例が偽情報の影響を伺わせ、社会問題化しています。

そのため、偽情報対策は急務となっており、デジタル空間の健全性を保ち、認知戦に立ち向かうための取り組みが求められています。Code for Japanは、そんな取り組みの一環としてハッカソンを開催し、市民社会による情報の正確性を高める役割を果たすことを目指しています。

プログラム内容

このイベントでは、偽情報対策に興味を持つ開発者やリサーチャーを対象に、実践的なツール開発や情報分析が進められます。登壇者としては、東京大学の小泉悠准教授や明治大学の齋藤孝道教授、さらにJapan Nexus Intelligenceの高森雅和代表取締役が参加し、それぞれが偽情報に関する知見を共有します。

参加者は開発者として、エンジニアやデータサイエンティストを含む35名と、リサーチャーとしての研究者、ファクトチェッカーを含む15名、合計50名が募集されます。現地参加のみで、審査員による選考で優れた作品には各賞10万円が贈られる予定です。

特典と応援のお願い

参加者への具体的な支援として、偽情報可視化ツール「BirdXplorer」が開発され、ハッカソンにてその機能を実際に体験することが期待されます。BirdXplorerは、X（旧Twitter）上のコミュニティノートのデータを可視化するツールで、オープンソースとして提供される予定です。

このように本ハッカソンは、偽情報問題に対する具体的な対策を考える場として期待されています。Cod4 Japanは、参加者だけでなく、企業やメディアからの協賛も募集中です。