起立性調節障害に悩む中高生を支える鍼灸治療
鍼灸治療の効果が注目を集める中、(株)澤田鍼灸院が大阪府柏原市と大阪市難波で提供している施術が脚光を浴びています。本院の院長である澤田侑輝氏は、特に若年層に多い「起立性調節障害(OD)」に焦点を当て、症例を通じてその治療法を紹介しています。
起立性調節障害とは?
起立性調節障害は、思春期の子どもたちに多く見られる疾患で、主に立ちくらみや頭痛、倦怠感などの症状を引き起こすことが特徴です。日本小児心身医学会によると、中学生の約10%がこの障害を抱えており、不登校を経験する子どもたちの約4割にODが併存しています。特に午前中に症状が強く出ることから、学校生活に大きな影響を及ぼすことが多いと言われています。
この障害は時に、周囲から「怠け」や「やる気不足」と誤解されることがありますが、実際には身体的な問題が背後にあり、理解を深めることが求められます。
澤田鍼灸院の取り組み
澤田鍼灸院では、2024年以降、起立性調節障害の診断を受けた中高生を中心に治療を行ってきました。施術では単に症状を把握するのではなく、日常生活の質を向上させることを重視。例えば、通院する中での変化として「何時に起きられるか」「学校へ通えるようになったか」といった、日常生活における詳細な経過も大切にしています。
実際の施術例:中学3年生の症例
鍼灸院での一例として、中学3年生の患者さんの経過をご紹介します。来院当初、この患者さんは朝起きることができず、強い頭痛に悩まされていました。通院が困難で、日常生活もほとんど送ることができない状態でした。頭痛や動悸、過呼吸、倦怠感が同時に襲いかかり、自身で勉強をすること、文字を読むことすら難しい状況に置かれていました。
施術を始めた際、特にご両親は、初回施術後に「げっぷのような症状」が改善されたことに驚かれました。その後、トリートメントを続ける中で体調や生活の状況は徐々に改善。約1年半の経過で、以前は午後3時まで起きられなかったのが、今では朝8時に起床できるようになり、寝つきも良くなったとのこと。
また、頭痛の頻度も減少し、一人での電車通学も可能となり、趣味や趣向に目を向ける余裕も生まれてきました。家族からは「本来の笑顔が戻ってきた」との言葉をいただいています。
施術に対する考え方
院長の澤田氏は、ただ症状の有無を追うのではなく、患者の日常生活の質を向上させることが大切だと述べています。「朝起きられるようになった」「学校に行けるようになった」など、具体的な変化を通して患者自身の生活を見つめるアプローチが、鍼灸院の特徴です。治療は医療機関との連携の下行われ、必要に応じて医療機関の受診も勧めています。
自律神経に寄り添った鍼灸治療
澤田鍼灸院は、2017年の開院以来、自律神経に重きを置いた施術方針を掲げ、患者の身体の状態を丁寧に観察しながら治療を行っています。今後も多くの中高生に向けて、起立性調節障害による生活の質向上を目指し、新たな情報を発信していく所存です。
施設概要
当院は、身体の観察を重視し、施術後の変化が生活にどのような影響を与えているかを常に確認していくことを重要視しています。