心臓を専門とする画像診断センターの取り組み
2025年3月28日から30日にかけて、日本循環器学会の第89回学術集会(JCS2025)が横浜で開催され、心臓画像クリニック飯田橋の理事長、寺島正浩医師が画像診断の分野でポスターセッションの座長を務めました。この学会は日本国内の循環器分野における最新の研究成果や技術が集まる場であり、心疾患の理解と予防において重要な役割を果たしています。
心疾患の現状とその影響
日本は心疾患が死因の中で第2位を占めており、多くの人々が自身の心臓病に気づかずに命を落としている現状があります。心疾患は、特に自覚症状がない場合も多く、早期発見が極めて重要とされています。寺島医師は、アメリカのスタンフォード大学での経験を元に、日本でも心臓画像診断センターを設立し、心疾患の早期発見と予防に貢献するための活動を行っています。
画像診断技術の進化
心臓の画像診断は、常に動いている心臓を鮮明に捉えることが難しいため、専門的な技術とノウハウが必要です。寺島医師は、心臓MRIを中心に様々な画像診断技術を駆使し、3D映像や動画を用いて、より直感的な診断を可能にしています。この技術の進歩により、心疾患の早期発見が現実のものとなっています。
CVICは、東京大学医学部附属病院や慶應義塾大学病院などと連携し、心臓画像診断の実績を重ねています。これまでに累計10万人を超える患者が参加し、多くの成功事例を生み出してきました。このような背景の中、心疾患の予防や早期発見が果たす役割は非常に大きいです。
技術者の育成と社会貢献
CVICでは、国内外から心臓画像診断を学びたい医師の研修を受け入れています。このような研修を通じて、心臓画像診断技術の普及を目指しており、業界の後進を育成することが重要な使命とされています。また、日本循環器学会への参加や論文執筆を通じて、心臓病の予防に貢献する取り組みが続けられています。
理事長・寺島正浩のプロフィール
寺島医師自身、心臓画像診断の第一人者として多くの賞賛を集めてきました。1993年に神戸大学医学部を卒業して以来、アメリカのスタンフォード大学で7年半にわたり心臓MRIに従事し、最先端の技術を駆使して心疾患の研究を行いました。帰国後は心臓画像クリニック飯田橋を設立し、心疾患の治療・予防に向けた活動を中心に著名な医師として活躍しています。
おわりに
心臓専門の画像診断センターは、今後も心疾患の早期発見と予防に向けた取り組みを続け、日本の医療を支えていくでしょう。心臓病は余りにも多くの人々に影響を与えているため、その対策が急務です。今後の活動にも期待が寄せられています。