相模湾の藻場再生
2026-02-27 11:24:13

藻場再生に向けた新たな取り組みが始動、相模湾での実験施設設置

藻場再生に向けた新たな取り組みが始動



神奈川県の相模湾で、株式会社IJTTと国立大学法人横浜国立大学が、藻場再生を目的とした実験区の設置を行いました。具体的には、2023年2月12日と16日にそれぞれ城ヶ島と真鶴海域に新たな実験エリアが設けられ、昨年度の研究成果を基にしたより実践的なモデルの構築を図っています。

背景


相模湾では近年、海水温の上昇や藻食生物の増加、貧栄養化などが相まって、藻場の衰退が顕著に見られます。藻場は水産資源の重要な生息地であり、また二酸化炭素の吸収源でもあるため、その保護と再生は地域にとって喫緊の課題です。IJTTと横浜国立大学は、この問題を解決するため、産学官連携の下、科学的根拠に基づく手法を確立し、実社会へ導入することを狙っています。

実験区設置の概要


今回設置された実験区では、以下の取り組みが行われました。
  • - 城ヶ島(2月12日)および真鶴(2月16日)に前回と同じ地点に異なる形状の資材を追加設置。
  • - 鉱さい、ミネラル添加鉱さい、通常コンクリートプレートの3種類の資材を比較。
  • - 対象とする海藻は、冬季に成長するカジメです。

IJTTが開発した鉱さいを用いたブロックを設置し、海藻の着生や成長促進、無機栄養塩の溶出効果を確認します。その傍ら、横浜国立大学は、海域の環境調査や海藻の生育分析、食害生物の影響評価を行い、藻場再生モデルの確立を目指します。

今後の展望


今後は、継続的なモニタリングを通じて、設置された基盤素材の効果や海藻の成長を評価し、相模湾における最適な藻場再生手法を確立することが期待されます。その先には、他地域への応用やブルーカーボンクレジットの創出など、社会に実装される取り組みをさらに推進する計画です。

IJTTの役割


IJTTは、環境に配慮した形で鋳造工程で発生する鉱さいを再利用し、海藻の成長を促す基盤素材を設計・開発しています。今回の実験区に設置したブロックは、鉱さいの特性を活かし、海域に応じた形状と重量で作られています。これにより、将来的な港湾材としての応用も期待されており、資源循環型の製造モデルを進める一環と位置づけられています。

横浜国立大学の役割


横浜国立大学は、学術的知見を地域に実装する中枢の役割を担い、最新の海洋環境や生態系に関する研究成果を基に計画を立案し実施します。自治体や地域の団体、企業との連携を進め、地域課題の解決に向けて協働体制を構築します。また、次世代の環境人材育成にも注力し、持続可能な地域づくりを推進しています。

事業情報


IJTT概要


  • - 社名: 株式会社IJTT
  • - 設立: 2013年10月1日
  • - 事業内容: 輸送用機器製造業
  • - 主な所在: 神奈川県横浜市神奈川区
  • - 売上高: 156,195百万円(2025年3月期連結)

横浜国立大学概要


  • - 大学名: 国立大学法人横浜国立大学
  • - 所在地: 神奈川県横浜市保土ケ谷区
  • - 設立: 1949年
  • - 目的: 地球規模の課題に取り組む「世界水準の研究大学」を目指します。


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会社情報

会社名
株式会社IJTT
住所
神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7横浜ダイヤビルディング18階
電話番号
045-777-5560

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