みんなの夢AWARD15が開催され、グランプリが誕生!
2025年3月13日、東京都渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAにて、公益財団法人みんなの夢をかなえる会が主催する「みんなの夢AWARD15」が行われました。このコンテストは今年で15回目を迎え、全国から590件のエントリーがありました。そして厳正な選考を通じて選ばれた7人のファイナリストが、各々のビジネスプランをプレゼンテーションしました。
グランプリ受賞者とそのプラン
グランプリに輝いたのは、安田莉子さん。彼女のビジネスプランは「絵本と対話で『伝える力』を育むオンラインスクール」です。日本は先進国の中で自己表現力の水準が特に低いと言われており、彼女はこの問題に取り組むことを目指しています。具体的には、幼児期に絵本と対話を通じて子供たちの「伝える力」を育てるという理念を持ち、教育に新しい風を吹き込むことを目指しています。彼女はグローバル展開を視野に入れ、多くの子供たちに自信を持って表現できる力を与えることで、日本の教育にプラスの影響を与えたいと考えています。
準グランプリは映画プロジェクト
準グランプリには、古新舜さんが受賞しました。彼のプランは「映画『ギブ・ミー・マイライフ!』プロジェクト」で、困窮家庭の子どもたちの現状を映画を通じて発信するというものです。古新さんは、ただ映画を作るだけでなく、社会を変えるための新しいソーシャルビジネスの仕組みを提案しています。彼は、映画制作が持つ力を信じて、社会の明るい未来を創造するために尽力したいと抱負を述べました。
応援賞の受賞者とプロジェクト
さらに、観客の投票によって決まる応援賞には、笠原拓絢さんの「プノンペンマンゴー」プロジェクトが選ばれました。彼は、カンボジアの子どもたちに貢献したいという思いから、マンゴーを素材にしたお土産ブランドの立ち上げを決意しました。笠原さんは、「美味しいマンゴーとの出会いが人生のターニングポイントになった」と語り、自らの経験を糧に世界に誇れる商品を作るという夢を描いています。
次回への期待と高校生向けプロジェクト
今回の「みんなの夢AWARD15」の活況を受けて、みんなの夢をかなえる会では、来年度の「みんなの夢AWARD16」も計画中です。新たな挑戦者たちの未来をサポートしていく方針です。また、8月11日には「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」が開催されます。これは、高校生が自身の夢を発表する絶好の機会であり、参加者はリアルとオンラインの両方で、全世界に向けてアイデアを披露できます。エントリーの締切は6月1日で、多くの高校生からの応募が期待されます。
まとめ
夢を追いかける若者たちの挑戦が注目を集める中、「みんなの夢AWARD15」はその実現に向けた第一歩となりました。未来を創るビジネスプランが生まれ、社会を明るく変えていく力となることを願っています。公式サイトでは、当日の模様をアーカイブで配信しているので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。