新たな業務提携がフードロス削減に寄与
株式会社イー・ロジットと株式会社クラダシが業務提携を開始しました。この提携は、フードロスの削減を目指すもので、両社の強みを生かして新たなサービスを展開します。イー・ロジットは、全国の様々な企業向けに提供するBPOサービスやコンサルティングサービスを通じて、効率的な物流と在庫管理を実現しています。一方、クラダシは食材の売れ残りを買い取り、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で消費者にリーズナブルな価格で提供することで、そもそも廃棄される運命にある食品を減らしています。
フードロスとは?
フードロスとは、本来消費されるべき食品が廃棄されることを指し、近年これは深刻な社会問題となっています。企業や自治体は、在庫の過剰や廃棄物の管理に対し、より効率的な解決策を見つけなければなりません。クラダシ社は、「日本で最もフードロスを削減する会社」を目指し、様々な社会貢献活動も行っています。これにより、フードロス削減だけでなく、SDGsにも取り組んでいます。
提携の背景
2024年9月15日からスタートするこの業務提携は、まず両社間での物流サービスの統合を狙っています。具体的には、フードロスを削減するための新たな取り組みや、クライアント企業の物流課題の解決が目指されています。クラダシが提供するサービスとイー・ロジットの物流能力を組み合わせることで、フードロスのリダクションを図るシナジーを生み出すことを目指しています。
具体的な業務内容
提携内容としては、余剰在庫を保有する企業に対して適切な販売先を提案し、クラダシのクライアント企業にはイー・ロジットの物流サポートを提供することが挙げられます。これにより、企業の物流課題を解決しつつ、フードロスの全体量を減少させることが期待されています。例えば、クライアント企業の余剰在庫を新たな流通経路で販売することによって、売れ残り商品の廃棄を防ぎ、利益を最大化することが可能となります。
今後の展望
今回の業務提携により、両社はフードロス削減のほか、持続可能な社会の実現に貢献するための具体的な戦略を持って行動していく意向です。イー・ロジットはこれまで1,700社以上の企業と取引しており、その経験とノウハウを活かして、クライアント企業のビジネス成長を支援します。また、クラダシは、顧客に対して質の高い物流業務を提供し、フードロス削減に向けた不可欠なパートナーとなっていく考えです。
この提携は、環境面での持続可能性を高めるだけでなく、企業の社会的責任(CSR)を果たすための重要な一歩となるでしょう。今後、両社がどのようにこの取り組みを発展させていくのか、目が離せません。