緑内障週間
2017-01-24 11:00:14

世界緑内障週間における「ライトアップinグリーン運動」の重要性

緑内障週間の意義と活動



毎年、3月の第2日曜日から始まる「世界緑内障週間」は、目の疾患である緑内障に対する意識を高めるための国際的なイベントです。2008年より、世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟が中心となり、毎年行われています。今年は3月12日から18日までの一週間、様々なイベントや活動が世界中で展開されます。

特に日本においては、日本緑内障学会が中心となり、緑内障への関心を促すための様々な啓発活動を行っています。その一環として2015年に始まった「ライトアップinグリーン運動」は、代表的な活動の一つです。初年度は全国の5か所が緑色にライトアップされましたが、年々参加する地域が増えており、2023年には全国で34箇所以上のランドマークがグリーンに染まる予定です。

緑内障とは?


日本の超高齢社会が進む中で、特に注意が必要な疾患が緑内障です。約40歳以上では20人に1人が罹患しているとされ、日本の中途失明原因のトップに位置しています。緑内障は、眼圧が高くなることで視神経が損傷を受ける疾患であり、初期の段階ではほとんど自覚症状がなく進行しやすいのが特徴です。

加齢とともにリスクが高まるため、定期的な眼科検診が重要です。最近では、緑内障の早期発見が可能になり、適切な治療を受けることで失明のリスクを大幅に軽減できるようになっています。

「ライトアップinグリーン運動」の取り組み


「ライトアップinグリーン運動」は、緑内障の認知度を高めることを目的に、各地のランドマークを緑色にライトアップする活動です。3月12日から18日の期間中、全国各地で行われ、多くの人がこのイベントを通じて緑内障の問題に目を向けることが期待されています。

ライトアップが行われる場所は、テレビ塔や城、高層ビルなど多岐にわたり、各地域の特性を生かした活動が展開されます。例えば、札幌のテレビ塔や名古屋のテレビ塔、東京の渋谷ヒカリエなどがその例です。これにより、目に見える形で緑内障への注意喚起が行われるのです。

他の啓発活動


さらに、日本緑内障学会では全国の眼科クリニックにポスターを配布したり、ANAグループの機内番組で啓発動画を上映したりと、幅広い広報活動も行っています。これにより、特に旅行や出張で移動する人々にも緑内障についての認知を広めようとしています。

まとめ


「世界緑内障週間」は、単なる啓発活動を超えて、視覚障害の予防と早期発見の重要性を伝える貴重な機会です。この一週間を通じて、多くの人々が緑内障について学び、定期的な検診の必要性を再認識することが求められています。自分自身や周囲の人々の視力を保つためにも、この活動に参加し、知識を深めていくことが重要です。

会社情報

会社名
日本緑内障学会
住所
東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル 株式会社毎日学術フォーラム内
電話番号
03-6267-4550

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